
2020.01.19
好きな男子に「告白できない女子問題」の着地点
問題を裏から見ると・・・
女子の「好きな人に告白できない問題」を裏から、つまり男子のほうから見るとどうなのか?
まったく好きではない女子に勝手に好きになられて迷惑だ……こう思っている男子だっているでしょう。しかたない。縁と運とタイミングが悪かったと思って、諦めるしかなさそうです。
そういう男子ではなく、男子のほうも「まあまあ」その女子のことが好きで、でも男子も告白する勇気を持っていない……こういうケースもあるでしょう。
男女どちらかが、意を決して清水ジャンプするしかないパターンです。
つまり「好きな人に告白できない女子問題」とおなじニュアンスで「好きな人に告白できない男子問題」も存在しているということです。
恋に恋しちゃっている
こういう男女に共通して言えることは「恋に恋しちゃっている」ということです。
あの男子に恋しているあたしが好き……あるいはあの女子に恋しているおれが好き……ということです。
もちろん「そういうじぶんが好き」では、済まない話だということは分かっています。
好きどころか、告白できなくて苦しいこの気持ちを誰かどうにかしてよ! ということだろうと思います。
でも、そういう苦しさも含めて「恋に恋しちゃっている」のです。
相手のことが客観的に見られない不幸
つまり、相手のことが客観的に見えていない、あるいは、客観的に相手のことを見ようにも、経験不足で、客観視というものがいかなるものなのかについて理解が及んでいないということです。
それはどのようにして解決するべき問題なのか?
時間が解決してくれます。しかるべき時間が経つのを待つしかありません。
よく、年上男子に恋する女子が多いと言われるのは、年上男子は年下女子のことを客観視できるから――つまり女子からすれば、余裕がありそうな男に見えるから――男女双方が恋しやすいということです。
時間が解決してくれます
このようなことから、「好きな人に告白できない女子問題」は、時間が解決してくれます。問題の着地点は、しかるべき時間が用意してくれます。あなたはなにもする必要がありません。
と言うと、ホントに彼のことが好きなのに……ホントに告白したいと思っているのに……と、残念に思う女子もいるかと思います。
でも、告白「できない」のだからしかたないです。そのうち告白できる男子と出会います。
誰だって、好きという気持ちが持っている牙に犯されないと、次に進めないです。
つまり「好き」とか「あこがれ」というものは、なにも美しいだけでなく「好きすぎてなにもできない」とか「あこがれにつまずく」という言い方があるように、注意して使用すべきものだということです。
このへんに恋愛というスイートな行為の危険性があります。恋愛はステキなものという世の中の風潮がありますが、恋愛というパッケージには「取扱注意」とか「われもの注意」とか、そういう、荷物に貼ってあるのとおなじような「注意書き」が、本当は必要なのです。
好きな人に告白できない苦しさは、誰もが経験したことがあり、他者のそれを想像するのはむずかしいことではありませんが、それを承知のうえで、「告白できないのならしかたない。
告白できる男子が現れるまで待とう」というのが、「告白できない女子問題」の着地点です。(ひとみしょう/ライター)
(ハウコレ編集部)