2017.03.18

セックスレスくらいがちょうどいい恋です

ここのところ、セックスレスに関する取材を立て続けに何回も受けました。
おそらく多くの女子が、セックスレスに悩んでいるのでしょう。
男子はそもそもセックスレスだから、「彼女とセックスレスで困っているんです」という男子の悩みはあまり聞きません。
男子って、中高生くらいから「いかに女子とつきあって、いかにエッチに持ち込むか」を、かなり真剣に考えています。
女子が場合によっては、「いいな」と思ったバイト先の先輩とエッチして、翌日しれっとした顔で学校に行ったとしても、男子はその傍らでモンモンとしているわけです。「どうやったら女子とエッチできるのかなあ」と。
だから男子はそもそもセックスレス状態でふつうであり、彼女とセックスレスに陥ったからといって、そのことをさして問題視しないのでしょう。「またか」と思うか、月に数回エッチできるくらいで「おれは恵まれている」と思っているはずです。
さて、女子のセックスレス問題、これはどうするべきなのでしょうか。
そもそも週何回、彼氏とエッチしない状況のことを「レス」と呼ぶのか?
これはきっと人によって異なるはずです。つまりレスかそうじゃないか、というのは、本人の主観の問題であって、回数の問題ではないでしょう。

つまりセックスレスを具体的に言うなら、「自分が満足できるほど、彼に抱かれているかどうか」ということになると思います。
さらに言えば、心身ともに彼に愛されているという実感を、得ているのか、得られていないのか? ということでしょ?

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さらにさらに言えば、セックスレスに悩んでいるというのは、「カラダも心も、もっと彼に愛してもらいたい、愛されたい」ということではないかと思います。
純粋にセックスだけを取り上げて、その回数が少ないことをセックスレスと言っているわけではないですよね?
ということは、セックスレスくらいでちょうどいいということです。
つまり心身ともに100%彼氏に愛されている状態を、山の頂点とした場合、レスのときって、その山のふもとにいて、これから山頂に登ろうとしているときでしょ?
レスじゃなくなって心身ともに満たされた、つまり山頂に行ってしまうと、あとは下るしかないわけでしょ?
下るのがイヤであれば、カップルでかなり努力して、100%愛すること・愛されることをキープしなくっちゃいけないってことでしょ?
この努力は正直、キツイものがあります。

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誰だって少し想像したらわかると思いますが、たとえばスポーツ選手が頂点に君臨し続けることができる時期って、きわめて短いですよね? 
その短い期間を、長く引き伸ばそうと思えば、我々にはちょっと信じられないくらい努力しないと無理です。

もちろん、カップルでお互いにさほど苦労することなく、常に「レスじゃない状態」をキープしているカップルもいます。お互いにいろんな面で、ニーズが一致した、ホントに幸せなカップルだろうと思います。
そういうごく一部のカップルを除けば、あとはみんな、レスくらいでちょうどいいんです。
「どうやったら彼にもっと愛されるかなあ」とか「彼になにをしてあげたら、彼は喜んでくれて、わたしのことを抱いてくれるかなあ」と想像しつつ、あれこれ考えるって、ステキなことです。少なくとも希望のある話だからです。
満ち足りたセックスライフを送りつつ、「いつかセックスレス状態になってしまうかもしれない」と恐れるより、よほどマシです。(ひとみしょう/ライター)

(ハウコレ編集部)

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