
2020.05.10 更新PR
共感?運命?「それ、私も!」と感じる一言
「運命」なんて素敵な言葉には、実際は何の中身もありません。抽象的で聞こえがいい言葉はだいたいそう。
でも、「運命」を具体的に自分なりに解釈して、それを実現しようとすることはできますね。
ここでは、「運命」を「異性と共感、共鳴すること」と定義づけてみましょう。
「この人とは通じ合うな」という感覚は、たしかに(よく実態のわからない)「運命」という言葉に近いように感じますよね。
ということで今回は、男子がこれを感じやすい女子の「私も◯◯なんです!」という魅力的な一言について考えてみましたよ。
私も嫌だと思ってたんです。
「女子とふたりになったときに、思わず誰かの言動をディスってしまって『ヤベッ。口悪いやつって思われる』って思ってたら、『実は私もあれイラつきました』とか言われると、なんか嬉しくなるよね」(大学生/19才)
ちょっと不健全な嬉しさだけど、気持ちはわかりますよ!
「いいね!」し合う社会になって、ポジティブに共感し合うことは当たり前になってしまいました。
そんな時代だからこそ、逆に、こういうネガティヴな共感は、響きます。「こんなことで腹を立ててるのは自分だけかな」って自分の小ささに嫌気もさしているところで、共感者が現れるのはすごく頼もしいのです。
「いい人」を捨てて、一緒に罪悪感に飛び込んでみるのもいいかもしれませんね。
ダメだ私も笑っちゃう
「みんなが笑ってないのに、自分とその子だけ笑ってるような人と付き合ったら、絶対に幸せだと思う」(記者/25才)
笑うというのは、人間だけに与えられた幸せメーター。
どんな人も、笑っているときは必ず幸せで、幸せなときには必ず笑います。
「この人と付き合ったら幸せか」を考えるときには、「同じところで笑ってしまうか」という観点で考えてみるのがいいかもしれませんね。
それ私も癖
「癖とか仕草が一緒な人とは、なんか性格が似てそうって思うよね。考えごとしてるときに鼻の頭を触る人とは、うまくやれそう(笑)」(アパレルブランド/23才)
癖や仕草は、身体に染み出たその人の性格そのもの。これらがよく似てる人は、中身もよく似てるんです。
相手とが自分と同じ仕草をしているのを見ると、ついつい親近感を覚えてしまう「同調傾向」という現象がありますが、これもそこから来ているわけです。
逆に、爪を噛んだり、ヒゲを抜いたりなど、私たちから見ていて正直ギョッとするような男子とは、いくらイケメンであっても共感し合えない可能性が高いです
(もちろん、絶対の基準じゃないので例外はありますよ)。女子の立場から男子との相性を測るのにも有効ですね。
私も同じ方向なんで!
「みんなで飲み会とかして最後帰るとき、『私も同じ方向なんですよー』って言って一緒に帰ってくれる子っていいよね。乗る電車まで無理やり合わせることはないと思うけど、駅までの方向とかはぶっちゃけ自分のさじ加減次第なんだから、言ったもん勝ちだよね」(大学生/20才)
本当に同じ方向かなんて、誰も厳密には気にしませんよね。「君、中央線乗るならこっちじゃなくてあっちから駅入った近いでしょ。一緒に来ないでよ」なんて誰も言わないわけですから(笑)。
大事なのは、帰り道が一緒かどうか、じゃなくて、「いけるところまで一緒に帰りたいな」という決意表明そのものなわけです。
おわりに
一言で「共感する」と言っても実際はよくわからないけど、今回は、された側にしっかり響く共感を考えてみました。
とはいえ、好きな人にはどんなことでも合わせたらいいってことじゃありません。ありきたりな「空気を読む」っていうのは、共感というより、単なる同調だし、流されろってことでもありません。
ただ、「ここは共鳴したい!」と感じたときには、思い切って「私も!」の一言を声に出してみるのも大事よねってことでした。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)