2018.04.28

カップルは「きっと私と同じ感覚でいてくれてるはず」の気持ちが落とし穴

好きな人とは、とにかく理解し合うことが大切ですよね。

でも、みんながわざわざこんなことを言うのは、どうしてなのでしょう?
それは、”理解し合うことがすごく難しい”からに違いありません。

いくら大切でも、すでにみんなができていることについて、わざわざ「大切なんだよ!」なんて声を大きくして言う必要はありません。

だから「わかってくれてるはず」じゃなくて、「基本、ふたりは全然分かり合ってない」というところから歩き始めることが欠かせないんだと思います。

■「浮気」ってなに?

以前にある女の子からこんな相談を受けました。
彼氏が、友達の女の子とお花見にドライブデートに行ったそう。それを彼女は、「浮気じゃん!」と怒ったのですが、彼はいまいちピンと来ない様子で、「え、でも本当にただ仲がいいだけだけど? 出かけたの昼間だし、やましい関係でもないし、俺に彼女がいるの知ってるし、てか、むしろ相手にも彼氏いるからね?」と言い返してきたということです。

「女子とふたりだったからダメなの? 車乗ったのがダメ? それともちゃんと事前に伝えなかったことだダメなの? 具体的に、何か『浮気』なの?」と。

結論として、これが浮気か、そうじゃないかは人それぞれの判断に委ねられるものだと思いますが、少なくとも、この相談に来た子はこれを「浮気」と感じたし、彼氏は「浮気じゃない」と感じたわけです。

私なりの答えを言うと、これがあるカップルにとって浮気なのか、そうじゃないのか、それは、他でもないそのカップルふたりが決めることだと思います。

そしてさらに重要なのは、(今回の例がまさにそうであったように、)彼氏彼女の間すら、このジャッジはかなり曖昧だということです。

彼女としては、彼氏が異性とふたりきりでどこかにおでかけするという時点ですでにアウトだったのかもしれません。でも彼は、それはアリで、ただ、手を繋ぐ、キスをする、エッチをするというような身体的な接触を持った時点からがアウトだと考えていたのかもしれません。

■「きっと分かってくれるはず」なんて幻想

この相談の子からすれば、「好きなのに、そこが分かってもらえなくて辛かった」ということらしかったのですが、私としては、全然落ち込む必要なんてないし、むしろ当然なんだよとお話ししておきました。
だって、付き合うということは、お互いがお互いを好きということは、それ以上に何も保証してくれません。

育ってきた環境も性格の違うふたりが、お互いを好きになって男女の関係になるというだけで十分に奇跡なのに、それ以上に”初めからお互いの価値観まで一緒”だなんてどうして望めましょうか。

そう、「浮気はどこから?」っていうカップルにとって極めて重要で、ほとんど最優先事項といってもいいくらい根本的な問題ですら、彼氏と彼女の考え方は違うのです。

だから、話し合わないといけないんです。とにかく。

「お互いに好きだから大丈夫。分かってくれる」じゃなくて、相手のことが好きで、信頼したいと思うからこそ、「好き」という曖昧なものに任せっきりにするんじゃなくて、「ここからが浮気だよね」とふたりで話し合っておく。

そうすれば、今回みたいな誤解(?)は防げたかもしれません。この子も不必要に傷ついたり、また彼も、不必要にこの子を傷つけることもなかったはずです。そしてさらに、その話し合いというプロセスを通してこそ、ふたりの理解が深まっていくのです。

「好き」はお互いが分かり合うことができた証拠ではありません。
むしろ、ふたりが分かり合うための権利を得て、そのスタート地点に立ったというだけ。

真に理解し合える理想的な関係というのは、両想いになった後、ふたりがいかにお互いの価値観のギャップを埋めていく努力をしていくかという一点に懸かっているんだと思います。(遣水あかり/ライター)

(ハウコレ編集部)

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