
2018.08.05
え、コンプレックスなの?「むしろ下手のほうがかわいい」と男子が感じるところ
恋をしていると、自分のことをふがいないと思ってしまう場面がたくさんありますよね。
あれも上手にできない。これも下手くそ。自分の女子としてのレベルの低さを痛感するたび、「私こんなので本当に彼にふさわしいのかな?」なんて本気で思ってしまいます。
だけど、そういったコンプレックスが向上心につながるのであればともかく、「苦手だから、下手だからやめておこう」という方向で考えてしまうのはもったいない。
だって男子は、下手、苦手というところにこそ、むしろ「かわいい」を見出してくれる(意外に)優しいクリーチャーなのですから。
1.手料理って「そういうの」を求めてない
「よく、手料理苦手だからあんまりしたくないんだよね……って女子は付き合うと言ってくるけど、男子が『手料理食べたいな』って言ってるときには、『さあ、俺の肥えた舌を満足させてみよ』って品評会みたいなノリで言ってないからね」(銀行/26才)
そうですね。男子が求めているのは「腕前」じゃなくて「お気持ち」。トトトンと子気味よく刻む包丁のリズムではなく、「できたらおいしくて、しかも彼が苦手な野菜とかも食べさせてあげられるのがいいなぁ」なんて気持ちでレシピを探して、スーパーできょろきょろしながらお買い物をして、慣れない調理器具と悪戦苦闘でなんとか料理をものにする、その気持ちがほしい、見たいだけ。
そうであるとすれば、むしろ「手料理食べたいの? おっけー。何でも作るよ。何食べたい?」みたいな、いかにも彼氏に手料理作ってあげるの慣れたデキた女ですみたいなスムーズさよりも、ちょっとくらい料理が苦手で、でも一生懸命頑張るから許してね……みたいな自信なさげな子のほうが、ドキドキするわけですよね。
2.甘えたい気持ちがうれしいので
「彼女に『もっと俺に甘えていいんだよ?』とか言うと、彼女は『私甘えるの苦手なんだよね』みたいに言ってくるんだけど、だとしても、苦手でもいいから甘えてほしい。甘えるの苦手な子が、『ねえねえ、今週末会いたいかもー』みたいに、一生懸命に慣れない『甘える』をやろうとしてるのってかわいいから」(メーカー/25才)
「苦手だから」といって甘えることを遠慮するのは、ふたつの意味でもったいない。ひとつは、「甘えない」という意思表示をすることは、少なくとも男子にとっては「甘えるほど好きじゃありません」「甘えられるほどあなたは頼もしくありません」という意思表示に聞こえてしまうから。男子は、甘えられることによって、彼女の中での自分の存在価値の大きさを確かめようとするところがありますからね。
それからもうひとつは、「ぎこちない甘え方」って、それこそがむしろかわいいからもったいない。手料理と同様に、「甘え慣れてる女子」って、たしかに表面的にはかわいいのだけれども、なんかその裏にある歴々の元カレの功績を感じさせてしまって、男子からしたらあまりウェルカムできない。むしろ、「今まであまり甘えてこなかったから、下手だけど、やってみます……」的なほうが、ピュアさと、(元カレと比べたときの)今カレの存在の大きさを感じさせるものです。
3.アレのあれこれ
「アレをするときのいろいろは、甘えるのと同じ感じかも。うますぎると、逆に興奮しない。ちょっと下手のほうが、愛くるしい」(大学院生/24才)
「エロさ」って、単にセクシー、大胆、解放的という要素だけじゃ絶対に成立しません。必ず「恥じらい」が必要。そして、その「恥じらい」を生み出すのは、ほかでもなく、女子が抱える苦手意識です。
男子はよく、最中に「○○してみてよ」「○○って言ってみてよ」とオーダーをしてきますが、それって決して「○○を上手にやってみよ、見せてみよ」っていう態度じゃありません。むしろ、それを彼女が「え、そんなのやったことないしできないよ」とリアクションするのがわかってて言ってる。そして、そういうリアクションを示しつつも、恥じらいつつトライする彼女の姿がとても興奮するから、あえてやってる。
彼を喜ばせるのに、経験なんてあっていいことありません。基本は。経験がものを言うのは、そういうお店で働く人の場合です。
おわりに
いくら「下手でもいいんだよ。むしろそのほうがかわいいんだから」と言われても、自分としては苦手意識があることに変わりありませんから、すぐに「そっかー! じゃあ下手ながらに頑張ってみるわー!」と開き直れるものではありません。
だけど、今は、少なくとも、「下手だからって、それをやらないのってもったいないんだな。それを彼は残念って感じるかもしれないんだな」ってことだけを感じられればそれで十分です。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)