2020.05.11 更新

「建前より本音を話す子の方がモテる」と感じたエピソード

どうもあかりです。
「かわいくいたい」と願うあまり私たちは、ときに、男子が思い描く理想の女子像を真似することをしてしまいがちです。
だけど、誰かの真似ごとでうまくいくほど恋は甘くありません。むしろ、男子に批判されたり、「君、ちょっと変わってるね」みたく言われるリスクを冒してこそ、「この子、なんか惹かれるな」という特別な印象を抱いてもらえるんですよね。
いくら服装は流行りに乗っかっていてたとしても、性格、人格だけは、かけがえのない私でいなくちゃね。

ということで今回は、「建前よりも本音で攻めて成功したエピソード」をご紹介します。こういうのを聞くと、ほんと、「建前なんて、ほんと誰得なんだろうなぁ」という気がしてきます。
「友達に呼ばれたパーティーに、エルメスのネクタイ着けてきている男子がいて、みんな『すごーい! おしゃれ!』みたいにテンション上がってたんだけど、私はぶっちゃけ、赤のネクタイその人に似合わないと思ったから正直に『青のほうがもっと似合うと思うけどね』って言っちゃって、そしたら軽く場が白けたけど、あとでその男子が『俺も青が好きで、これは実はもらいものなんだよね』みたいに話しかけてきて、連絡先交換頼まれたっていうことがあった」(化粧品販売/25才)

もちろん、「それ似合ってない」とただ突き放すだけじゃなくて「こっちのほうがいいと思うよ」と伝え方を工夫したところは大切だと思うんですけど、いずれにせよ、こういう好き嫌いのところでハッキリと自分の気持ちを伝えることができる人って、カッコいいです。

あえてみんなと違うことを言って目立つことが大切とか、そういう意味じゃないんですけど、みんなと違う意見を持っているときに、それを隠しておくのって、楽ちんだけど、得るものないね。
「友達で、合コンのときにいつも『タイプはイケメンで背が高くてお金持ちです』って真顔で言う女子がいる。そんなに美人じゃないので、顔ボーナスでモテまくるわけではないけど、とんでもない発言をサラッとしてるわりには、ちゃんとそれなりに彼女のことを狙う男子もいて、なんか、それと引き換え、男子ウケを気にして、自分の好みすら素直に言えてない自分が恥ずかしくなる」(メーカー/24才)

「優しくて、ルックスは普通で、あとはちゃんと働いている人です」って、判で押したような答えをするようになったのはいつからでしょうか。つまらないですよね。我ながら。

自分のタイプと、実際に付き合う人とが必ずしも一致するわけじゃないのなんてみんなわかっているのに、なんか「常識ある子」「身分をわきまえた子」を演じてしまいます。

もちろん、「イケメン高身長金持ち」とまで極端にいく必要はないですが、自分なりのこだわりがあるのであれば、それを正直に伝えないと「タイプは?」と聞かれている意味がないですし、そうやって周りの目を気にせず素直にズバッと答える自由さが、魅力的に映るかもしれないですもんね。
「男子に趣味を聞かれると、いつも必ず『趣味ないです』と正直に答えるようにしてるけど、そうし始めてから、なんか男子の食いつきよくなった気がする」(ペットショップ/26才)

1や2に限らず、たぶんみんなが建前でなんかそれっぽいことを言っているだけの場面で、「他と違う」と思われることをおそれずに本音を出すと、同じく本音を出したいと感じている相手から、とても強く共感を得ることができる可能性が高いです。「趣味の話」がこの典型例。

「趣味は映画です」とか言って、もしも本当に映画を見まくっているのであればそれなりに話題があるかもしれませんが、ただ建前でそれっぽく言ってるだけだと「え、じゃああれ見ました?」「いやぁ、見てないですね。名前は聞いたことありますけど」「そうなんですね。面白いですよー」とか、一切盛り上がらずに終わってしまうことがしばしばですが、そういうときに素直に「趣味ナシ」と言えれば、「あ、俺もないんだよねー」「趣味ないって正直に打ち明けられる人貴重だわー」「趣味あるって言ってる人って本当なのかね(笑)?」みたいに、かえってやたらと盛り上がることができるものです。
「あ、この人、建前でしゃべっている」と感じたとき、どうしても、その人と自分との間に「本音じゃなくて建前で話さなくちゃいけない」だけの心の壁が見えるような気がします。

一方で、目の前の人が本音でしゃべってくれたとき、たとえその本音の内容が多少どぎつくても、「本音を話してくれた」という事実自体が、少し嬉しかったりするものです。

そして何より、本音を話しているのって、楽しいんですよね。窮屈じゃない。建前を使うことのメリットって、多分私たちが考えている以上に少ないし、本音を話すことのメリットって、私たちが考えている以上に多いと思うんです。(遣水あかり/ライター)

(ハウコレ編集部)

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