2018.11.05

結局愛されるのは「素直」な女子。男子の持つ「恋愛観」って?

男子って、究極的には「ヤラせてくれなかった」ことに、すごく絶望するんですよね。カラダ目的で付き合っているとかそういうことではなくて、彼女のことを愛している男子であっても、ヤリたい時に「今日はできない」という彼女のひと言にすごく傷ついて寂しくなるのです。
だから彼は、彼女が素直であればあるほど、彼女のことを愛したくなるのかといえば、そういうわけでもないんですね。このへんが男心のむずかしさです。

■ヤル・ヤラないだけで片づけられない問題

「男子は素直な女子が好き」と書くと、一般的には、ヤリたいと思った時にヤラせてくれる彼女のことが好き、という解釈になるのかもしれないけれど、ヤル・ヤラないだけで片づけられない問題がここにはあります。

例えば、企業の面接担当者に話を聞くと、最後は「素直な人かどうか」というのが、採用の決め手になるそうです。これは男の面接担当者も、女性の面接担当者も言っていたことなので、おそらく男女ともに共通する気持ちとして「素直な人と一緒に仕事をしたい」というのがあるのでしょう。

企業がなぜ素直な人材を求めるのかといえば、入った会社の仕事のやり方に染まってもらわないと困るからです。とくに中途採用の場合、採用側は「**課長のアシスタントを募集する。ということは、**課長と性格的に合う人を求める」みたいに、超具体的なことを考えていたりします。**課長がどのような人格の持ち主であれ、あなたが採用する側に立って考えると、やっぱり素直な人を選ぶでしょ?

■男子の恋愛観は「枠はこれからつくる」

恋愛における男子の考えも、この採用担当者の考えに似ています。彼はヤリたい時にすぐヤラせてくれる彼女を募集しているわけでもなく、自分の言ったことに従順に従ってくれる彼女を募集しているわけでもないんですよね。
自分の生き方や愛し方に染まってくれる彼女を探しているんですよね。と書くと、すごく男がワガママな生き物に思えてくるかもだけど、これってワガママじゃあないんですよね。

女子ってよく思い込みで恋愛するでしょ?
たとえばイケメンがいてそのイケメンの性格が優しくて男前だったりしたら、超うっとりして付き合いますよね。で、そのイケメンがLINEの返信が超遅い人でも、ちょっとガッカリしつつ付き合い続けますよね。
「LINEの返信が遅い男子とは、女子のことを安心させる術を知らない男なのだから、そういう男と交際したら女子が苦労する」と忠告されても、そんなこと関係なしに交際し続けますよね?これを思い込みで恋愛しているといいます。

対して男子は、そういう思い込みがないんですよね。女子が「自分が設定した枠の中で」恋しているのに対し、男子は「枠はこれからつくる」なんです。だから男子は素直な女子を探し、付き合い、その女子のことを大事にするのです。

■男子は帰る場所がない

男子がなぜ「これから枠をつくる」生き物なのかといえば、女子ほど愛に関する考えを持っていないからです。女子は、どんなに恋愛に奥手な人であっても、「だいたいこういう交際をすることが恋愛である」というようなものを、自分の考えとしてちゃんと持っていますよね。

対して男子は、恋愛を「なんでもあり」と捉えています。だから危険とわかっていても浮気したり遊びと割り切っている女子とエッチしたりします。そういうことをして最後に泣くのは女子だという意見が多い今の世の中だけど、実際に泣いているのは男なんですよね。
女子は恋愛における自分の考え(=愛における自分の考え)があるので、「帰る場所」があります。自分の考えがない(=自分の生き方が定まっていない)男子は、帰る場所がないので途方に暮れるだけなんですね。もっともこういうことを自業自得と呼ぶわけだけど。

■自由という不自由さから解放されたい

男子が言う「素直な女子が好き」の「素直な女子」とは、「おれのことを心地よく枠の中に導いてくれる女子」のことです。つまり「なんでもあり」という自由に男子たちは疲れているので、安全な枠の中に収まりたいと思っています。
「わたしのどこが好きなの?」と聞かれることなく、また「エッチなんて別にしたくないし」と言われることなく、愛という枠の中に自然にすっと導いてほしいと思っています。
素直にすっと愛の世界に導いてもらい、自由という不自由さから解放されたい――つねにこのようなことを恋愛に求めている男子たちは、だから素直な女子のことが好きなのです。

(ひとみしょう/作家)

『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)

関連記事