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2022.03.18 更新PR

蛙化現象とは?両思いが気持ち悪く感じてしまう理由と克服

ずっと前から好きだった男性が振り向いてくれたのに、急に気持ちが冷めてしまうと自分でも戸惑いますよね。

やっと両思いになれたのだから「うれしい」と思うはずなのに「気持ち悪い」とさえ思ってしまいます。

そんな蛙化現象の原因や克服法などについて詳しくご説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
あまり聞き慣れない「蛙化現象」とはどんなことを表わしているのでしょうか?
蛙化現象の意味と由来について触れていくので、ぜひ注目してみてください。

蛙化現象とは心理用語

蛙化現象とは、好きな男性が思いを寄せてくれるようになった途端「もう好きじゃなくなったかも……」と気持ちが真逆になってしまうことを言います。

このように「好きになってもらっても嫌な気持ちになること」を表わす心理用語のひとつでもあります。

この場合男性が悪いわけではないので自分自身を責めてしまう傾向にあり、それだけで恋愛がうまくいかなくなりがちです。ちなみに「蛙化現象」の読み方は「かえるかげんしょう」と言います。

元ネタ

「蛙化現象」の由来はグリム童話の「カエルの王さま」だと言われています。
この話は、王女さまが泉に金のまりを落としてしまいカエルから「友達になって寝食を共にするなら拾ってあげる」と言われ了承したのに、カエルを置いて帰ってしまうところからはじまります。

カエルがお城にきて事情を話すと王さまから叱られ、王女さまは一緒に過ごしますが、嫌悪感から壁に投げつけてしまいます。

しかし、そのカエルが素敵な王子さまとなりふたりは恋に落ちると言うものです。
この童話では「好き」と気持ちが変わりますが、蛙化現象はそれとは逆で好きな男性を気持ち悪いと思い続けてしまいます。
本来なら、両思いになったら喜ぶものですがそうではなく「気持ち悪い」と思ってしまうのはなぜでしょうか?これから「気持ち悪い」と思ってしまう原因について迫っていきます。

自分を好きになるなんて!【自己評価の低さ】

片思いをしているときは「あんなにカッコいい人と付き合えたら……」とどこか手の届かない存在だと思っています。

そのため急に振り向いてくれると「え?私なんかを好きになるはずがない!」「これは夢かもしれない……なんだか怖い」と思うようになるでしょう。
こうして自己評価の低いタイプは現実に起こったことを信じることができない傾向にあります。

蛙化現象のなかでもこういう気持ちになることをどこかで申し訳ないと感じたりします。

両思いのその先のことはキャパオーバー【恋に恋してた】

この蛙化現象は好きで好きで仕方がなかったのに「俺と付き合ってくれない?」と男性に告白されると「ふたりでデートできるかな?」「ハグやキスしたりするんだ」と現実的に考えハッとします。

両思いになるまではボディタッチを意識したり、上目遣いをしたり恋愛テクニックまで使っていたもののその先のことなんてまるで考えていません。

好きだけれどどうしても恋人同士になったふたりをイメージすることができずに、気持ちだけが冷めていってしまうでしょう。

実際の接触で違和感を覚えた【経験不足からの不安】

そもそも恋愛経験が少ないと本来楽しいはずのお付き合いも、不安でいっぱいになってしまうのは蛙化現象のあるあるだと言えます。

たとえば、デートで手をつないだときに「ドキドキ」ではなく「ちょっと気持ち悪い」と違和感を覚えると「もう好きではないんだ」と気がつくでしょう。

自分でも「もっとときめきを感じるはずなのに……」と思いながら、気持ちが追いついていきません。
蛙化現象はこうして実際にチェックしてわかるケースもあります。
蛙化現象がなぜ起きるかを理解したところで、蛙化現象テストをしていきます。

これからご紹介する蛙化現象の特徴をチェックして、3つ以上当てはまるならあなたも蛙化現象の傾向にあると言えます。

相手が自分を好きだとわかると冷める

ずっと片思いをしてきて念願のお付き合いなのに「好きになってもらえるはずがない」と疑ってしまうため気持ちがすぐに冷めてしまいます。

自分に自信がないため「こんな私では相手にされない」」「釣り合わない」などと強く思い込んでいるので、いざ男性に好意を持ってもらえても信じることがどうしてもできません。

こういう考え方を持っているので、恋が成就しても「好きだったけど、もう恋愛感情はない」と判断してしまいがちです。

付き合って相手がやさしくしてくれると罪悪感を覚える

いざ、お付き合いがスタートすると、手をつないだりして仲を深めていきますよね。
そうやって親しくなるにつれて「あれ?全然ときめかない」と気づいて「おかしいな」と感じ始めます。

そのタイミングで「車が危ないからこっちにきて」と歩道の内側へやさしく誘導されたりすると「そんなに好きではないのに……」と罪悪感でいっぱいになります。

こういう気持ちが重なってしんどくなるので、すぐにさよならすることになってしまいます。

好きだけどキスは気持ち悪い

男性はキスなどふたりの愛情を盛り上げる行動を求める傾向にありますね。
しかし、恋愛経験が少なく奥手な女性は蛙化現象になりやすく男性についていけなくなってしまいます。

こうして自分のペースが乱され「キスはまだ」だと心の整理がつかないときにされてしまうと「うわ!気持ち悪い」と感じるでしょう。

キスは愛情を深めるものだと言われていますが、好きな男性が相手でもそう思えなくなることはまさに代表的な蛙化現象だと言えます。

距離感が一気に近づくと居心地が悪い

恋人同士になると片思いのときとは違ってふたりの距離がグッと近くなりますね。
たとえば、並んで歩いたり、じっと見つめ合ったりとドキドキが止まらなくなる場面が多くなるでしょう。

しかし、こうなってもときめくことはなく「近いととても疲れる」「見られると落ち着かない」と感じ居心地の悪さが目立ってしまいます。

お付き合いするのなら、ふたりでいるときの居心地の良さはとても重要になってくるので、こういう感情があるなら要注意です。

好きなはずだけど避けてしまう

ずっと思い続けてきたので男性が好きだけれど「手をつないでいい?」と言われても嫌がってしまったり、電話があっても出なかったりそっけなくしてしまいがちです。

恋人としては当たり前のことでもいままでそういった経験があまりないので「うれしい」というよりも「すごく恥ずかしい」という気持ちが勝ってしまうのでどうしても避けてしまうでしょう。

男性もすぐに「あれ?もしかして嫌われた?」と感じるので、たちまちふたりの仲がぎくしゃくしてしまう傾向にあります。

見ているだけのときが一番好きだった

気になると仕事ぶりを見て「真面目そう」だと思ったり、笑顔で話す姿から「きっとやさしいに違いない」と理想を高く持ってしまいます。

そうやって見てイメージをふくらませると「付き合いたい」と思うようになり恋に恋して現実的でなくなってしまうところがあります。

そのためお付き合いになってから「だらしない」「思いやりを感じない」などがっかりすることばかりとなります。

結局、男性を見て片思いをしているときが一番好きでいられるでしょう。
蛙化現象テストをチェックして自分がどれくらい当てはまるかわかったら、次はその原因について考えていきましょう。

合わせて蛙化現象の克服法についても触れていきます。

自己評価の低さ

いつも「私はかわいくないから」「彼氏なんて望めない」と自己評価を低く考えているといざ彼氏が手に入っても現実として受け止めることができません。

彼氏がいくら「好きだよ」と言ってくれてもその効果もなく恋はすぐに終わってしまいます。

そのため「かわいくない」と思うのなら「かわいくなれたかも!」と自分で思えるように、メイクの勉強をしたり、流行のおしゃれを取り入れたり努力をすることが蛙化現象の克服法としておすすめです。

自分を少しずつ認めてみる

「好きと言われると冷めてしまう」と思うのは自分が悪いからと感じたりしますが、少しず
つでいいのでそういった気持ちを認めてあげましょう。

たとえば「好きと言われても信じるまで時間がかかるだけ」とプラス思考に持っていってください。そうすると自分を責める苦しさから解放され、少しずつ恋する気持ちに対して前向きになることができます。

特に恋愛経験が少ないとこうなりがちなので、マイペースに進めることを忘れないようにしましょう。

人からの評価は素直に受け入れてみる

男性から「笑顔がかわいくて好き」と言われても、「そんなの嘘」と決めつけずに素直に受け入れてみましょう。

すぐには無理でも「笑顔でいられるのはいいこと」くらいに考えるところからスタートしてみます。

いままで自分のいいところに目が向かなかったタイプなので、信じられないかもしれませんが、よくあなたを見ている人からの言葉は真実味がありますね。

よい評価をされたら「そう思ってくれてうれしい、ありがとう」と言えればベストです。

恋人や友人に自分のいいところを聞く

彼氏がいても「私を好きになるわけがない」と疑ってしまうのなら、思い切って「好きって言われても実感できなくて……私のいいところってどこかな?」と聞いてみましょう。

彼氏や友人ならあなたのことを好きでいてくれるので、ポンポンよいところを言ってくれるはずです。

たとえば「仕事で疲れているときに気遣ってくれる」「相談するととことん聞いてくれる」とかなり具体的な言葉が聞けるので、自分から気づくことが大切となります。

恋に恋していた

いままでそんなに恋愛をしてきたわけではないので「彼氏ができたら毎日楽しい」「キスできたら幸せ」と一方的に思いを募らせイメージを加速させてきました。

そのためいざ彼氏ができたら「一緒にいても退屈」「キスってそんなにいいものではない」と恋する気持ちとは逆の思いが膨らんできて嫌悪感さえ覚えるようになるでしょう。

恋愛を現実的ではなくどこか夢見てしまいすぎて、理想とのギャップにがっかりしてしまうので、恋の妄想は控えめにしておくべきです。

恋人としてみたいことを想像する

よく「彼氏ならやさしく包んでくれるはず」「いつも笑顔が絶えないだろう」と先回りしてイメージだけが膨らんでしまって気がつくと気持ちが冷めていますよね。
そこで、具体的に彼氏ができたらしたいことを想像してみましょう。

たとえば「腕を組んで歩きたい」「デートでは待ち合わせしたい」などなるべくハードルを低く設定すれば、実際そういう場面になってもがっかりしないはずです。
自分で「想像と違う!」と感じないように持っていきましょう。

両思いは関係の始まり

彼氏ができてもいきなり「いつも一緒にいたい」「デートが待ち遠しい」とはなかなか思えないものです。

そこで「こんな気持ちならもう好きではないのかも……」と判断しがちですが、ちょっと違った角度から考えてみましょう。

まず両思いになったときからふたりの関係がスタートするので、すぐに気持ちが盛り上がらないのは当たり前だと考えるようにします。
これから思い出を積み重ねながら、恋心をゆっくり育てていきましょう。

経験不足からの不安

先ほども少し触れましたが、恋愛経験が少ないと蛙化現象で不安な気持ちになり「私を好きになるなんてあり得ない」と考えがちになります。

まずは自分は経験不足であることを意識して「まだ恋愛初心者だから」という考えを持つようにしましょう。

そうすると「告白されたけれど本当かな?」と不安になった場合でも「信じてみよう」と素直に思えるようになります。こうして不安になっても「そういう経験が少ないから」とまず思えるようにしてください。

関係をゆっくり進めたいと伝える

徐々に恋愛に対して気持ちを作っていくのなら、相手にもそのことを伝えましょう。
お付き合いはふたりのものなので、歩幅を合わせた方がうまくいくからです。

たとえば「好きだけど気持ちが少しずつ盛り上がるタイプ」「ゆっくり仲良くなりたい」という言いまわしを使ってみてください。

こうして男性にわかりやすい言葉選びをすることで、良き理解者になってもらいましょう。
あなたの気持ちがわかれば「ちょっと冷たい」と感じても「嫌われた」とまでは思わないはずです。

手をつなぐなどできることからしてみる

交際していても急にキスされたりすると「うわ!ちょっと嫌かも」と思ってしまうので、まずは手をつなぐことに慣れていきましょう。

好きになった男性なので、手をつないでぬくもりを感じることで「この人のことが好き」と気持ちを確認してみてください。

ほかにも「男性の目を見て話す」などハードルが低いものなら、慣れるまでちょうどいいコミュニケーションとなるはずです。余裕が出てきたらニコニコ笑顔で「一緒にいると楽しい」と伝えられればベストとなります。
いままで女性の蛙化現象についてご紹介してきましたが、実は男性もそうなることがわかりました。ここから男性の蛙化現象について考えていきます。

男性の蛙化現象の特徴

女性の場合は、好きと言われると「気持ち悪い」とはっきりとした感情を抱きますが、これが男性だと「あれ?ちょっと変だな」とおかしいともやもやした気持ちになります。

また特に男性はデートでスマートにエスコートしたり、頼りになるところを見せたりと自分の良さを演出するので、それがプレッシャーになることがあります。

たとえば、彼女が「デート楽しみにしているよ」と言ったら「そんな期待には応えられそうもない」とすぐに諦めてしまう特徴を持っています。

相手を落としたら冷めるパターン

片思いのときは女性に積極的に話しかけたり、プレゼントをして喜ばせたりするのですが、彼女になった途端態度が急変するでしょう。

男性のなかには「釣った魚にえさはやらない」という考えから、お付き合いできるとなると急に気持ちが冷めてしまうタイプがいます。

一般的には「もう俺のことが好きだから安心」と考える人が多いですが、男性の蛙化現象は「両思いがゴールだから」とそこで恋愛感情を切ってしまうので、いつも恋が短命で終わってしまう特徴を持っています。

理想化しすぎて近づきたくない

男性も理想のタイプを「気が利く子」「品のある人」などと思い描きます。
それは女性と同じなのですが、男性の場合はより「俺のこと思ってくれるはず」「品がいい人はしゃべり方も穏やか」など理想をどんどん積み重ねていってしまうでしょう。

そのため好きな女性ができても「興味なさそうにされるかも」「もし言葉遣いが荒かったらどうしよう……」と不安がおそってきて、簡単に近づけなくなってしまいます。
好きなのに理想を自分で高くしてしまい足を引っ張ってしまうでしょう。

関連記事

ご紹介してきたように蛙化現象は恋愛をマイナスにしてしまう傾向にありますね。
そこで蛙化現象を治すにはどうしたらいいのか一緒に考えていきましょう。

自分と向き合う

蛙化現象は自信のなさから「好きなんて嘘!」と男性をすぐに疑ってしまうため、まずは自分自身としっかり向き合ってみましょう。

意外と自分のことをわかっていないものなので「いつも気を使っている」「人の話はきちっと聞く」などいいところ探しをしてみてください。

そして「こういうところを好きになってもらったのかな?」と思えたらベストです。
また「好きだけど気持ち悪いと感じるのはなぜ?」と自問自答することで解決法を導き出すこともできるようになります。

恋愛を理想化しすぎない

好きな人ができると目で追うようになり「笑顔がさわやかでカッコいい」「仕事熱心」と思いが募っていきますね。

ここまではいいのですが、さらに自分のイメージだけで理想をどんどん高くしてしまうと、その分あとでがっかりすることが考えられます。

そのため好きになった理由ぐらいまでで思いを止めておいて、この先は実際にコミュニケーションをとってみて感じたことを好きという気持ちにのせていくようにしましょう。
妄想より現実的に行動することを優先させてください。

好いてくれる人と付き合ってみる

いつも思いが通じると「違う!」と感じ気持ちが冷めてしまうので、片思いのときだけ楽しさを感じますよね。

それなら「追いかける」のではなく「追いかけられる」恋愛に切り替えていきましょう。
好きだと言ってくれる人が現れたのなら「少しずつ進んでいきたい」と伝えてから、自分の気持ちを恋愛モードに入れていってください。

急な展開がなければ、「気持ち悪い」というマイナスな気持ちが起きにくくなるでしょう。
まず好きになってくれた人と向き合ってみるといいですね。

関連記事

好きな人に対して嫌悪感を抱くようになるとなかなか恋愛がうまくいかなくなってしまいますよね。

こんな気持ちになるなんて「おかしいのかな」と感じることもありますが、それは「蛙化現象」で自信のなさや経験不足が影響しています。

実際に自分はどうなのか気になったら、ご紹介した蛙化現象テストにぜひチャレンジしてみてください。

また、蛙化現象の原因と向き合い自分自身で解決することで恋愛を十分楽しめるようになるといいですね。(菜花明芽/ライター)

(ハウコレ編集部)

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