好かれると冷める 付き合うと冷める 蛙化現象 気持ち悪い

2020.05.29PR

好かれると冷める蛙化現象の原因・治し方とは?

もともと自分が好意を抱いていた人なのに、相手が自分に好意を示すようになると、気持ちが冷めてしまったり、気持ち悪いとすら感じてしまうことはありませんか?実はその現象を、蛙化現象といいます。

好かれると冷める、というこの蛙化現象を繰り返してしまうと、恋愛をしても全然うまくいきません。どうして自分の気持ちがそんな風になってしまうのか悩み、どうにかして治したいと思う人もいるでしょう。

今回は好かれると冷める蛙化現象とは一体何なのかを解説していくとともに、自分に蛙化現象が起きているかを診断するためのチェックリストをご用意いたしました。さらに、蛙化現象に陥ってしまう原因や治し方まで徹底的に解説していきます!
好かれると冷めてしまうという現象の名前を蛙化現象といいましたが、具体的にはどのようなことを指すのか、なぜそのように呼ばれるようになったのかを説明していきます。

蛙化現象とは?

蛙化現象とは、「かえるかげんしょう」と読み、自分が好意を抱いていた相手であっても、相手に好意を見せられると気持ちが冷めてしまったり、嫌悪感を抱いたりしてしまうことをいいます。

自分からアプローチをしたりしていい雰囲気になった相手でも、相手から好意を見せられた瞬間、急に受け入れられなくなってしまうのです。
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心理用語で童話が元ネタ

「蛙化現象」は心理学でも使われる言葉ですが、なぜ好かれると冷めることを蛙化現象と呼ぶのでしょうか。この元ネタはグリム童話の、「蛙の王様」にあります。

「蛙の王様」のあらすじを簡単に説明すると、ある国の王女様が泉に金の鞠を落としてしまい、そこに現れた蛙が、「自分を王女様のお友達にしてくれて、一緒に食事をとり、同じベッドで寝てくれると約束するならば鞠を取ってきてあげよう」と申し出ます。

王女は鞠を取り戻したいがためにその申し出に応じるものの、約束を破り、鞠を取って戻ってきた蛙を置いて帰ってしまいます。

城に帰った王女が家族と食事をしていると、そこにさきほどの蛙がやってきて王女に約束を守るように要求します。話を聞いた王女の父親である王は王女に約束を守るように命じ、王女は気持ち悪いと思いながらも蛙と食事を共にし、同じベッドで寝ることに。

しかし王女はついに我慢の限界だと、蛙を掴んで壁に投げつけます。すると蛙は突然素敵な王様に姿を変えました。実はその蛙は、悪い魔法使いによって蛙になってしまう魔法にかけられた王様だったのです。王様は魔法を解いてくれた王女に感謝をし、王女はたちまち王様を好きになります。そしてふたりは幸福な結婚をした、というもの。

王女にとって蛙は嫌悪感の対象でしたが、それが王様になることで好意の対象になります。蛙化現象はその逆で、王様だった好意の対象が急に蛙のように嫌悪感の対象になる、ということをいいます。
ではここから、自分が蛙化現象に陥っているかどうかを診断するために蛙化現象診断テストを行ってみましょう。自分の恋愛傾向が以下のチェックリストに2つ以上当てはまっていれば、それは蛙化現象かもしれません。
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好かれるのが解ると逃げたくなる

自分から好意を抱き、アプローチをしていた男性が、自分に好意を抱いているというそぶりをしたり、好意を伝えてきたりすると急に逃げたい気持ちになってしまう。

付き合った瞬間気持ち悪くなる

素敵な人だと思って近づいて、しだいに仲良くなったので付き合うことになったけれど、付き合った瞬間相手のことが気持ち悪くなり、嫌悪感を抱くようになってしまう。

好きだったけど全く話せないし無理になる

以前から好意を抱いていた相手なのに、相手のことを知れば知るほど全く話せなくなったり、つい避けるようになってしまったりと、一緒にいるのは無理であると感じるようになる。

好きな人が積極的になるほど辛くなる

好きな人に頻繁に食事や遊びに誘われたり、ふたりの距離を縮めようとされたり、相手が積極的になればなるほど居心地が悪く、辛い気持ちになることがある。

こんな自分は恋をすべきじゃないと悩んでいる

自分に自信を持つことができないのに、好かれると引いてしまうため、自分なんかが恋をするべきではない、という意識がある。自信のなさから恋愛に積極的になれない。

相手は悪くないのでどうしていいかわからない

好かれると引いてしまうというのを繰り返しているけれど、決まって相手に悪いところがあったわけではないので、何故なのか聞かれても答えられないし、どうすればいいのかわからない。
蛙化診断テストの結果はいかがだったでしょうか?自分が蛙化現象に陥っているとわかったら、次はその原因について知りたくなりますよね。ここからは好かれると冷める女性の心理に迫ってみましょう。

相手が自分を好きになるとレベルが下がると感じる

蛙化現象に陥る人には、自分に自信がなく、自分自身に対してネガティブな感情を持っていて、自己評価が非常に低い人が多いという傾向があります。

誰か好きな人ができたとしても、「こんなしょうもない自分が相手に好かれるはずがない」と心の底で思い込んでいるので、相手が自分に好意を抱いているのがわかると、「こんな自分を好きになるなんて結構見る目のない人なんだな」と見下してしまったり、もしくは「こんな自分を好きになったら、相手のレベルが下がってしまうからよくない」と感じてしまい、気持ちが離れてしまいます。
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両思いから先のことはキャパオーバー

好きな人にアプローチをしたり、自己アピールをしたりして距離を縮め、せっかく両思いになったのに、付き合うとなると急に冷めてしまうのはなぜでしょうか。

それは、自分の中で「両思いがゴール」である思い込んでいて、その先のことを全くイメージしていなかったという理由があります。

これは恋愛経験の少ない人に多いのですが、両思いになるまでが恋愛、両思いになったら幸せ、ハッピーエンドだと思っていて、そこから先はキャパオーバー。

両思いの先のことをあまり経験しておらず、自分がどうなるのかわからないということが恐怖や嫌悪感に繋がってしまうのです。

キスや性的関係に嫌悪感がある

男性は好意を抱いている、または付き合っている女性と言葉で好意を伝えあうよりも、キスやハグなどのスキンシップで愛情を表現することを好む傾向があります。また、相手と性的な関係を結びたいと思い、時には女性に迫ることもあるでしょう。

しかし女性は性的な関係に至るまでにまず言葉での愛情表現や肉体面よりメンタル面での充足を求めるため、男性から突然キスをされたり、性的な関係を結ぶことを迫られたりすると、「大事にしてくれない」「身体目当てなのではないか」と嫌悪感を抱いてしまうことがあります。

育った家庭環境から、性的なことを汚いこと、悪いことであると教えられてきた人も、性的なことに嫌悪感を抱いてしまうことが多いでしょう。
蛙化現象に陥るのは女性だけなのでしょうか?実は男性も蛙化現象に陥ってしまうことがあるんです。好かれると冷めてしまう男性の心理についてご説明しましょう。
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好かれるとゲームをクリアした気になる

男性は本能的に獲物を追いたいと思う生き物です。好きな女の子を手に入れるためにアプローチをすることで、まるでゲームに出てくるハンターのような気分を味わって楽しみます。

しかし相手が自分に好意を示すようになると、そのゲームを全てクリアしたような気になり、手に入れた獲物にはあまり興味がなくなってしまいます。

付き合う責任や重さから逃げたくなる

男女が付き合うとなると、それなりに責任が生じるものです。
たとえば浮気をしない、相手を大事にしなければならないなど。また、その他にも休みの日は必ずデートをしたり、記念日にはお祝いをしたりなど、ふたりの間に約束事もできてくるはず。

そんな責任や約束事が、男性には重いと感じられてしまうことも。好きな女の子と仲良くはなりたいけれど、重いのはちょっと苦手。そんな男性は好きな女の子にアプローチをしても、いざ付き合うとなると急に引いてしまうことがあります。

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好かれると冷めてしまう、蛙化現象のせいでいつも恋愛がうまくいかず、悩んでしまうこともあるでしょう。この蛙化現象をなんとか克服するためには、やらなければならないことがいくつかあります。

自分を「嫌い」からまず「普通」にする

蛙化現象に陥りやすい人は、自分を愛せていない人が多い傾向があります。
自分のことが嫌いで、自分をしょうもない人間だと思っているせいで、上手に異性と付き合うことができません。

自分が嫌いだと思っている人に、急に自分を好きになれと言うのも無理な話ですから、まずは「嫌い」から「普通」くらいに思うことを心がけることから始めてみましょう。

見た目や中身を変えて自信をつける

自分に自信がないから、つい誰かと付き合うことから逃げてしまう。そんな人には自分磨きをおすすめします。

髪型やメイクは自分に似合うものを研究して変えてみたり、エステに通ったりダイエットに挑戦したりして、見た目から自分を変えて自信をつけましょう。

また、見た目を変えるだけではなく、同時に中身を磨いてみるとさらに効果大。読書に励んでみたり、習い事を始めてみたりして知識を増やし、様々なことを学ぶことによって内面をより磨き上げることができます。
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恋愛経験を積んで理想と現実のギャップを埋める

恋愛経験の少ない人は自分の理想の恋愛イメージを築いてしまい、少しでも理想と違うと冷めてしまうことがあります。

異性にも色んな人がいますし、恋愛のタイプも人によって違います。
理想と違うからといって、いちいち手放していてはきりがありませんよね。

恋愛に向き合い、経験を積むことによって色んな恋愛があることを知り、理想と現実の
ギャップを少しずつ埋めていくことも必要です。

手を繋ぐ、電話するなど、できそうなことからやってみる

異性と急に距離が縮まったり、肉体的な接触に抵抗があって冷めてしまう人は、自分ができそうなことから少しずつ試してみましょう。

まずは電話をしてみたり、ふたりで出かけてみたり、一緒にいることに慣れてきたら手を繋いでみたりと、無理なくできることから徐々に試して、自分の心と身体を慣らしていくのがおすすめです。

ここで無理をしてしまうと余計に気持ちが冷めてしまうので、無理なくできることを探すのがポイントです。

相手に蛙化現象の話をしてみる

自分が蛙化現象に陥っていると充分に自覚しているなら、相手に蛙化現象のことを話してみるのもよいでしょう。

自分が蛙化現象に陥りやすいこと、それはどのような原因からきているのかということ、自分だけでは克服しづらいので、一緒に考えて欲しいということをきちんと相手に伝えて、どうすれば克服できるのかをふたりで考えましょう。

きっと相手には驚かれると思いますが、勇気を出して自分の悩みを話すことで、ふたりの絆も深まります。
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自分のよいところを親や友達に聞く

自己肯定感が低いために蛙化現象に陥ってしまうなら、まずは自分のよいところを探して自己肯定をするところから始めましょう。自分のよいところって、自分では見つけにくいですよね。それならば親や友達など、身近な人に聞いてみましょう!

私のよいところってどんなとこ?なんて聞きにくい……と思われるかもしれませんが、これも蛙化現象を克服するための訓練だと思って頑張りましょう。

自分のよいところがわかれば、自己肯定感を上げることに繋がります。

好かれると冷める理由を自分で考えてみる

そもそも自分がなぜ好かれると冷めるのか、その理由がわからないという人は、自分が何故好かれると冷めてしまうのかを考えましょう。

自分に自信がないのか経験が少ないのか、それとも理想が高いのか、じっくりと考えてみれば理由が見えてくるはずです。

理由がわかれば、対処法は必ずあります。諦めずに自分と向き合いましょう。
好かれて冷めることに悩んでいる人は、もちろんあなただけではありません。
いままで沢山の人が蛙化現象に悩み、それを克服しているのです。ここからは恋の先輩たちが、蛙化現象を見事に克服した方法を伝授しましょう!

それでも恋をする

蛙化現象に陥ってしまうのが怖くて、男性に恋をすることから遠ざかってはいけません。
恋をしなければ蛙化現象が治るわけではなく、ただ蛙化現象に向き合う機会を先送りにしているだけです。

好きな人を好きだと思うのは大切なことです。好かれると冷めても、蛙化現象に陥っても、それでも恋をして、経験を積んでいきましょう。

好きより好いてくれる人と付き合ってみる

自分が好きになった人と付き合うと蛙化現象が起きてしまうのであれば、自分を好いてくれる人と付き合ってみましょう。自分を好いてくれる人は、あなたのいいところをよく理解して自分では自分を肯定できないあなたを、あなたのかわりに肯定してくれるはずです。

また、好きな人を追いかけている間はその人を理想の相手だと思っているけれど、付き合ったら理想と違って冷めてしまうという人にもおすすめ。

好かれて付き合うということは、もともと理想とは違うということがわかっているので、理想と違うから冷めるという事態も避けられます。
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傷つけたり傷ついたりして恋の痛みを知る(誰も傷つけない恋なんてない)

傷つくことや相手を傷つけることを怖がるあまり、好かれると冷めてしまったり付き合うとなると引いてしまったりする人は、恋というのは傷つけたり傷ついたりするものであるということを、経験を重ねて知ることが必要です。

誰も傷つけない恋などありません。恋をすれば何かしら痛みを感じるものですし、そうやって痛みを感じることでさらに恋というものに向き合うことができるのです。

自分のペースに合わせてくれる人と恋をする

急に距離を縮められるのが苦手なら、それをちゃんと相手に伝え、それを聞いてなお自分を大切にしてくれて、自分のペースに合わせてゆっくりと進んでくれる人を選びましょう。

肉体的な接触を持つことに嫌悪感を抱いている人は特に、無理をして積極的になろうとすると余計に嫌悪感がつのり、恋が冷めてしまう原因になります。焦らずゆっくり、自分のペースを大切にすることが蛙化現象の克服に繋がります。

一度別れて距離をとってみる

自分が好きだと思って近づいた人なのに、いざ付き合うとなると冷めてしまうのであれば、一度その相手と別れて距離を置いてみましょう。

自分がどれだけ相手を好きだったのか、冷めてしまったのはどうしてなのか、ゆっくりひとりで考えてみる必要があります。
離れてみるとやはり相手が好きで好きでたまらない、とわかることも。

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どんなに好きだと思った相手であっても、好かれたら冷めてしまうという蛙化現象は、相手との距離の取り方が自分の距離の取り方と違っているとわかった時によく起きてしまう現象であるといえるでしょう。

もちろん恋愛の最中に、どれくらい相手と距離を取るかは人によって違います。急に距離を縮めたい人もいれば、ゆっくり距離を縮めていきたい人も。それはふたりで話し合い、理解しあえば必ず解決できることです。

蛙化現象を克服するためには、自分の中に抱えてる自信のなさや自己肯定感の低さ、または経験の少なさから、相手と距離を取りがちになっているということ。できることならこの先はゆっくりと近づいていきたいということを相手にまず相談してみましょう。

これから恋愛をしようとする相手を大事にしない人はいません。きっとあなたの蛙化現象を理解し、再び魔法がとけてあなたの王様になれるよう協力してくれるでしょう。(齋藤 緑子/ライター)

(ハウコレ編集部)

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