2020.09.17PR

「3回目のデートまでに告白させた方がいい」よく聞く恋愛の法則の答え合わせ

どうもあかりです。
タイトルにも書いた、「3回目のデートまでに告白させた方がいい」とか、世の中には恋愛にまつわる法則的なアドバイスが溢れています。
今日は、そんな「法則」たちの中でもとくによく耳にするものを取り上げながら、「答え合わせ」をしていきたいと思います。

果たして、その法則を信じてもいいのか、ダメなのか。一緒に考えながら、読み進めてもらえると嬉しいです。

では参りましょう。

この種のアドバイスは、非常によく目にします。
「レスが遅いと興味ないと思われちゃうから、好きな男の人にはなるべく早く返信をして、興味があることを伝えましょうね」的な感じのアドバイスです。

しかし、このアドバイスは「基本的には嘘」と思っていただいてよいです。
たしかに、レスを早くすれば、「私はあなたに興味がありますよ」という気持ちは伝わるでしょう。
ですが逆に、即レスをしなかったからといって、「ああ、俺に興味ないんだなぁ」と思って、それで立ち去ってしまうような男性は、果たしてあなたが結ばれるべき相手だと言えるでしょうか?

私はそうは思いません。
LINEの返信がちょっと遅いくらいで、「なんだ、ノリ悪いな」と言ってあなたに対する興味を失ってしまうような男性というのは、そもそもあなたに対してはじめから「ほんのちょっと」くらいしか興味がないのです。

仮に即レスをしてくれて、自分に対する興味を感じられれば、デートをしたり、あるいはその場の雰囲気に応じてホテルに行ってみたりしてもいいかもしれないけれど、LINEの返信がとくに早くなくて、自分が一生懸命に辛抱強く口説かないと自分に振り向いてくれないようならば、別にいいや。そんな風にしか思ってくれていない男性なのです。
そのような男性の興味を惹くために、わざわざLINEのレスを早くするメリットなんてものがあるとはとてもじゃないけど思えません。



むしろLINEの返信は、別にあえて遅くするようなことはしなくてもいいですが、「自分のペースで」するべきです。
まずこれによって、先ほど書いたような「君とは、返信が早ければデートとかしてあげてもいいかな」程度にしかあなたのことを想ってくれていない男性を回避することができます。

また、自分が気になっている男性を相手にLINEをするのだとしても、「なるべく早く返信をしなくちゃ」なんて思っていたら、疲れてしまいますよね。せっかくドキドキするはずの恋愛が、仕事みたいになってしまっては楽しさが半減してしまいます。

ということで、このアドバイスに惑わされず、あくまでも自分のペースでLINEをしてもらえたらと思います。

ほかにも「〇回目のデートまでにキスまでいくべき」など、色々なバリエーションがありますし、女性に対してだけでなく、男性向けにも同じようなアドバイスが多く存在します。
この種のアドバイスは「半分ホント、半分嘘」というのが実際のところだと思います。

まず「半分ホント」の部分ですが、たしかに、恋愛では「勢い」が大事なことが多いです。これは「鉄は熱いうちに打て」的な意味ですが、みなさんも、「この人、イイかも。何度かデートをすれば、お付き合いすることになりそうかな」なんて思いながら何度もデートを重ねているうちに、ある時点から「なんか、冷めちゃったかも……」と感じ始めてしまったような経験って一度はあるんじゃないでしょうか。

お互いに何も間違いを犯していないし、「この人、やっぱ無理」って感じるような嫌な出来事もなかった。ただ単に、「なんかもういいかな」って感じてしまった。

まさにこれが「勢い」が失われてしまった瞬間です。
交際前って、初回か2回目くらいのデートで「あ、この人いいな」ってお互いが感じたときが最も「勢い」があって、あとは徐々に気持ちが落ち着いていく傾向にあると思います。だから「3回目のデートまでに告白させた方がいい」というのは、その意味で「ホント」と言えそうです。



ただ、「半分嘘」なのは、具体的にこの「勢い」がどのくらい続くかには個人差があるからです。先ほども書いたように、「勢い」は「3回前後デートしたとき」くらいから減少し始めることが多いとは思うものの、すべての男女においてこれが当てはまるわけじゃありません。
気持ちに火が付くのが遅い人だっているし、奥手な男性であれば告白までにどうしても時間がかかるでしょう。

なので、「3回デートしたけど何もなかった......脈ナシかな?」って思う必要はなくて、「勢い」のイメージを大切にしつつも、実際の場面では柔軟に、臨機応変に対応してもらえたらと思います。

こういうのもよく耳にしますが、やはりこれも「半分ホント、半分嘘」だと評価したいです。
「交際前にエッチをしてしまうと本命になれない」が「半分ホント」なのは、欲しいと思っているものをすでに手に入れている段階だからです。
あえて「交際」という自分が責任や義務を負うことになる関係に入ることを望む人は多くありません。そのため、このアドバイスの背後にある考え方は、基本的に正しいと言えるでしょう。

例えば、その男性が単にあなたと「エッチしたい」と思っている「だけ」の場合には、交際前にエッチをしてしまったら、そのまま永遠に本命にはなれないでしょう。
交際せずとも、彼の目的は達成できていますので、わざわざあなたと付き合って、「浮気しちゃダメ」とか「LINEを返してあげる」とかそういった義務、責任を負うことになるのはデメリットでしかないからです。
他方で、交際前のエッチをそういう性欲目的だけに使おうとする男性が全てではないはずです。

きちんとその男性からの想いを感じ取ることができていて、単純に「順番が違っただけ」と言えるような関係性であれば、仮に告白の前にエッチが来たとしても、特段問題はないはずです。
これが「半分嘘」だと言えるんですね。



要するに、このアドバイスの本当に一番言いたいことは、
「男性を夢中にさせておきたいのなら、彼が望むものをすべて与えてしまってはいけないよ」
というメッセージなのです。

この考え方は、「セフレ→本命」を目指す場面に限らず、「友達→恋人」「恋人→本命彼女」を目指す場面でも有効です。
好きな人からお願いは、ついつい「いいよ」と言ってしまいたくなるのが女心というものですが、「この人は、これさえ叶えられれば後は何もいらないんだろうな」と感じたら、勇気をもって「ノー」と言うことが大事だということです。

あざとい女性って、本当に好きな男性からも嫌われてしまうのでしょうか?
これはほとんどのケースで「嘘」だと思います。
そもそも、「あざとい」、つまり、好きな人の前ではかわい子ぶっているのに、みんなの前では全然そんな感じじゃない、みたいな態度って、単に「好きな人に対して好意を示している」だけで、別に悪いことでも何でもないと思うんです。

それを「好意を示されない側」の人間から見ると、「あの子って、腹黒いよね」みたいに見えてしまうだけで、「好意を示される側」である彼からすると、単純に「俺に対して好意を示してくれて、嬉しいな」と思うのが普通でしょう。
残念ながら、「あざといと思われたら嫌だから」という理由で、好きな男性に対するアプローチを頑張り切れない女性が多いように思います。

しかし、みんなに好かれるなんてのはもともと無理な話で、特定の誰かに好かれるためには、他の人に嫌われてしまうくらいの覚悟がないと、本当に手に入れたいものは手に入らないんじゃないかと私は強く思うんです。

もちろん、好きな男性を手に入れるために、ほかのライバル的な女性の悪口を言ったりするのは「あざとい」を通り越して「嫌な奴」になってしまうので良くありませんけど、とくに周りの人に対して悪い態度をとっているわけではなく、単に好きな男性に対してかわいい態度をとるだけなら、完全に「恋愛ではむしろ歓迎されるあざとさ」だと言えるものです。

これは「嘘」とも「ホント」とも言い切れない難しい問題です。
というか、ただただ「人による」としか言えないですね。男性に限らず、女性でもそうでしょう。

ただ、裏を返せば、「自分の彼氏が浮気をしてしまうかどうか」というのは、あなたとは関係のない、「彼の元々持って生まれた性格」によって決まる問題だということです。
「彼氏が浮気するかどうかは、その彼氏次第」である以上、私たち女性としては、「どうやったら浮気されないで済むか」とか「もっとかわいくならないと浮気されちゃうんじゃないか」とかそういうことを気にせずに、いい意味で開き直って「きっと、私の選んだ彼氏は浮気をしない素敵な男性だと信じる」という気持ちで楽しくお付き合いをすることに専念するべきだと思うのです。

「彼氏が浮気するかどうか」は、良くも悪くも「自分の力ではどうしようもないこと」なのですからね。



ただし、「その人の性格に関係がなく、およそどんな人でも浮気を考えてしまう瞬間」というのがあって、それは「恋人が浮気かまたはそれに近い行為をしたり、浮気以外の方法で恋人に放置をされたとき」です。

よく、浮気をした女性は「さみしかったからだよ」みたいな言い訳をしますが、こういうことです。そしてこれは、女性だけに当てはまる「浮気の理由」ではありません。
自分が恋人から「必要とされていない」と感じれば、現実逃避的にほかの異性に求められることによってその穴を埋めたいと思うのはおかしなことではありません。
なので、これだけは気を付けておいた方がいいです。

まとめると、まずは彼氏に対して「さみしかったから浮気したんだよ」と言われてしまうような理由だけは作らないように、最低限誠実に、愛情を持って接してあげた上で、あとは「男はみんな浮気をする生き物」かどうかは彼氏次第で、自分の努力や働きかけではどうにもできない問題なので、「あなたのことを信じてるよ」といい意味で「責任丸投げ」にして余計なことを心配したり、振り回されたりしないようなお付き合いをしていただけるといいでしょう。

ということで今回はこの辺で。本当はもっとたくさんの「法則」をご紹介したかったのですが、誌面の都合上難しかったので、また機会があれば続編を書かせていただきます。ではまた。(遣水あかり/ライター)

(ハウコレ編集部)

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