2010.11.30

マンション購入 設計性能に関する質問をしよう

生活の基盤であるマンションを購入するときは、その性能、すなわち見た眼だけでは分からない部分を含めて確かめることが大事です。

入居して半年も過ぎてから気付く欠点、起こる問題。そのときでは手遅れです。購入する前に確認しておくべき設計上のポイントをご紹介しましょう。


ハイレベルな設計は聞きもしないのに説明する

新築マンションのモデルルームでは、見えないところも含めて親切に説明してくれる営業担当者に会います。ところが、説明の大部分はセールスポイントになっているものです。つまり、売主として自慢したいのですね。

たとえば、「このマンションは、等級2の耐震強度があります」と言う人がいます。事実、等級2 というのは、学校や病院などの公共建築物で採用されるレベル、すなわち、震度6強から7程度の地震の1.25倍まで耐えられる強度の設計であり、強みなのです。

ハイレベルな設計はコストもかかりますし、力説してきます。

並の設計は質問しないと教えてくれない

反対に、そうでない普通の部分もしくはレベルが低い部分は消極的になります。つまり聞けば教えてくれますが、聞かれなければ黙っています。

質問してみよう

重要なのは基本性能ですから、この部分に関しては、次の項目を尋ねましょう。

聞き方としては、「長期優良住宅の認定とはどういうものでしょうか。」「その認定は受けているんでしょうか」のようにすると良いでしょう。それに習って下記も質問してください。

  1. 長期優良住宅の認定は受けているか
  2. 設計住宅性能評価は受けているか
  3. 建設住宅性能評価は受ける予定か
  4. 耐震強度はどのくらいか
  5. 防犯マンションの認定は受けているか
  6. エレベーター内に監視カメラはあるか
  7. オートロックは何か所か
  8. バルコニー側の窓にセンサーはついているか
  9. 床・壁・配管の遮音対策はどうなっているか、そのレベルはどうか
  10. 断熱・結露対策はどうなっているか、そのレベルはどうか
  11. コンクリートの耐久性は何年か
  12. 給水管はどのようなレベルか
  13. 梁下の寸法で低い所はないか

これらの項目は性能の基本的なことなので、納得できる答えがなければおかしいと思いましょう。

複数のマンションを見てまわった際、答え方を比較することでマンション選びのヒントになるはずです。


業者は説明しなくても責任回避できる

実は、渡される何らかの書面(普通は、「性能表示ガイド」か、性能評価書」)に図示されますし、説明もあります。なので、何か起こったとき、業者は責任を免れるでしょう。

ですが、それどのくらい安心なものであるかは、素人には分かりません。なので、上記の質問をして、腑に落ちるまで説明を求めましょう。

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