2010.12.07

おせち料理のつめ方と意味合い

お正月にかかせないおせち料理。単に「正月だからご馳走を食べよう」ではなく、いろいろな願いをこめた縁起物です。縁起物としての意味合いを解説しながら、つめ方を以下でご紹介します。

そもそもおせち料理の由来は

お正月はその年の歳神様を迎え入れ、一年の家族の健康や五穀豊穣を祈る行事が始まりです。

歳神様を祀っている3日間は、家に神様がおられるので台所には入らない風習があり、日持ちのするおせち料理を作るようになったといいます。三が日は家庭の主婦が家事から解放される日でもありました。

おせち料理のつめ方

おせち料理は重箱につめます。重箱は重ねて使うものですので、「幸せを重ねる」という意味があります。もともとは4段重ねでしたが、現在は少量の2~3段重ねが主流です。上から順番に「一の重」「二の重」と数えます。

つめ方や料理は、地方や家庭によっても違うものですから自由にアレンジしてかまいません。

一の重につめるもの:祝い肴

■数の子・・・たくさん卵があることから、子沢山や子孫繁栄を願います。
■黒豆・・・まめまめしくよく働くようにとの願いをこめます。
■紅白かまぼこ・・・紅と白の色がめでたさを示します。紅は魔よけの色です。
■田作り・・・田んぼの高級肥料として使われていた片口いわしを食べることで、稲の豊作や五穀豊穣を祈ります。
           


二の重につめるもの:酢の物・口取り

■きんとん・・・「金団」の字を書き、黄金色であることから財産や富につながる縁起物です。
■紅白なます・・・紅と白のおめでたい色です。熨斗に使われる水引をあらわすともいいます。
■伊達巻・・・きんとんと同様、黄金色であることから縁起がよく、巻きものの形が反物を想像させるため繁栄の願いをこめます。
         


三の重につめるもの:焼き物

■海老・・・えびの腰が曲がりひげが長いため、腰が曲がるまで長生きしたいという長寿の願いをこめます。
■昆布巻・・・「よろこぶ」の意味をもちます。
■鯛・・・「めでたい」を意味します。
            


与の重につめるもの:煮物

■里芋・・・土の中で小芋をたくさんつけるので、子宝に恵まれるよう願います。
■八つ頭・・・八の字が末広がりをあらわし、また人の上に立つことを意味することから立身出世を願います。
■レンコン・・・穴が開いているため、先の見通しが良くなるよう願います。

四段目の重を「四の重」ではなく「与の重」と呼ぶのは、四が死につながり縁起が悪いとされたためです。        


おせち料理の食べ方

おせち料理は、正月三が日に台所に入らなくてすむように作られています。ですから伝統的なおせちは冷たいままで食べられます。でも、洋風おせちなどでは、温めたほうがおいしいお惣菜もあります。

最初におとそをいただいてからおせち料理を楽しみ、お雑煮を最後に食べます。おせち料理を食べる順番は特に気にしなくても良いでしょう。好きなものを取り皿に取り分けていただきます。

ただし、みんなでいただくものですから、あまり見苦しい取り方はしないようにしてください。

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これで本格おせちがつくれちゃう!新年を彩るステキなおせちを作ってくださいね。

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