
2011.01.27
くすんでしまったシルバーアクセをピカピカによみがえらせる裏ワザ
シルバーのアクセは、つけているうちにだんだん黒っぽくくすんでしまいます。
そのため、専用のクリーナーが売られていますが、細かいチェーンや細工をすみずみまで磨くのはとっても大変!
しかも、クリーナーはシルバーそのものを削ってしまうので、細かい細工が消えてしまうこともあるんです。
でも、この方法を使えば磨く必要もなく、新品同様にピッカピカになります。
シルバーを削ってしまわないので安心です。
黒ずみやくすみの原因
お店で見ると一点の曇りもなく、とてもキレイなシルバーのアクセ。
でも何回か身に着けているうちに、くすんできて黒っぽくなってしまいます。
その原因は銀の化学反応。
空気中に微量にある硫化物と銀が反応して、硫化銀という黒い物質が表面を膜のように覆っていきます。
空気に触れている銀の硫化がどんどん進み、しまいには黒い汚れが銀の輝きを覆い隠していくわけです。
汚れの取り方
黒ずみやくすみをとるために、硫化した銀をもとに戻してあげます。
重曹とアルミ箔を使って、ちょっとした化学実験のつもりで試してみてくださいね。
・コップやおわん
・アルミホイル
・重曹
・湯
<やり方>
1.コップやおわんの内側を、アルミホイルでくるみます。
2.重曹をティースプーン1杯程度入れ、湯を入れて溶かします。

3.黒ずんでいるシルバーアクセを液につけます。

4.しばらくすると、気泡が出てアクセサリの汚れが落ちます。左がクリーニング前、右がクリーニング後の写真です。


なぜ汚れがとれるの?
硫化銀になると、銀の原子は電子を奪われた状態です。
そこで、銀よりも電子を放出しやすいアルミを使って、銀に電子を供給してあげます。
すると、硫化していた部分は追い出され、硫化水素として銀から離れます。
このとき、アルミと銀の電子の受け渡しを可能にするのが重曹の水溶液。
温度を高くするのは、反応を速くするためです。
おわりに
シルバーのアクセがくすんでしまうのは、空気と触れて空気中の硫黄分と反応するため。
ですから、収納するときはなるべく空気に触れないようにします。空気を遮断するように、アルミホイルやサランラップに包んでおくといいでしょう。
くすんでしまったシルバーアクセが眠っていたら、この方法でシルバーの輝きをよみがえらせて見てくださいね。