2015.09.18

リップメイクを台無しにする痛~い「口角炎」、予防するには?


こんにちは!!
歯科医師の中嶋麻優子です。
みなさんは唇の端が切れてしまってツラい思いを経験したことはありませんか?
唇の端が切れてしまっていては、リップメイクも思い通りに行かず、鏡を見るのもイヤになってしまいますよね。
特に唇は、会話やお食事を楽しんだり、大きな声で笑ったりと、日常生活において常に動かす場所であるため、なかなか治りにくい部位なんです。
せっかく治ってきてたのに、口を開けた途端にまたパックリなんてことも…。
今回はそんなイヤな口角炎について、お話していきたいと思います。

1.口角炎とは?

口角、つまり唇の端の皮膚や粘膜に炎症が生じ、赤くただれたり裂けてしまう、かゆみや痛みを伴う皮膚疾患のことをさします。ひどい場合には出血をきたし、口を動かすたびに痛むため、お口を開けることすら困難になってしまうこともあります。

2.口角炎はなぜできてしまうの?

口角炎の原因とされているのは、下記のとおりです。

・ストレスや疲労、寝不足
・感染
・ビタミン不足
・胃の不調
・機械的刺激
・乾燥

身体が疲れていたり、寝不足だったりすると、免疫力の低下を招き、細菌やウィルスなどによる感染を起こしやすくなります。
口角炎の主な原因菌とされているのがカンジダ菌という真菌です。カンジダ菌は人の口腔内や身体の表面に存在する常在菌で、健康な時は身体の免疫力によりカンジダ菌の増殖を抑えることができますが、身体の免疫力が下がってしまうと、カンジダ菌が増殖して人間の身体に悪さを引き起こします。
また、ビタミンB2、B6、B12、ナイアシン、ビタミンA不足も口角炎を引き起こす原因。
胃が疲れていると、食べ物が上手く消化吸収されないため、ビタミン不足を招き、結果として、胃が不調の時に口角炎ができやすくなってしまうのです。また、ストレスによって胃酸が多く分泌されて胃に負担がかかり、胃のバランスが崩れてしまうことも、口角炎につながります。
さらに、唇を舐める癖がある人は、唇に唾液が付着することで唇の乾燥を招き、そのことで口角炎を生じることもあります。

3.口角炎の治療法は?

湿疹や皮膚炎など、皮膚の症状に対してはステロイド軟膏が効果的です。感染が原因の場合には、抗真菌薬、抗生物質、抗ウィルスなど、原因に合わせて使い分けることが重要となってきます。
さらにビタミン、特にビタミンB群不足が原因の場合には、ビタミンB群を多く含む食材を意識的に摂取するようにしてください。ちなみに、ビタミンB群を多く含む食べ物というと、レバー、うなぎ、サバ、さんま、ぶり、牛乳、ヨーグルト、納豆、たまごなどが挙げられます。どうしても食べ物で取ることが難しい場合には、ビタミン剤やサプリメントを取り入れてみるといいのではないでしょうか。

4.口角炎ができないようにするためには?

まずはしっかりと睡眠をとり、身体を労わってあげること、胃に負担がかからないように常に規則正しい食生活をすることが大切です。
ストレスをなるべく感じることのないように穏やかに生活できるよう心がけましょう。
お口の中が不衛生になると細菌に感染しやすくなるので、清潔にたもつように、歯磨きやうがいをしっかりするようにしましょう。
また、乾燥すると細菌が繁殖しやすいので、お口の中を潤すためにこまめにお水を飲み、さらにはリップクリームをまめに塗って唇を保湿することをオススメします。

さいごに

いかがでしたか?
メイクの中でもリップメイクは一番流行りを取り入れやすいメイクです。みなさんも、唇のコンディションをしっかり整えて、今流行りの赤リップやピンクメイクを楽しんでみてくださいね。

(中嶋麻優子/ライター)
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