2016.05.15

彼の好みの女性になろうとするほど「彼は遠ざかってゆく」

女子が恋愛において陥りがちな問題のひとつは、「彼好みの女性になりたい」と思って努力することです。
もちろん恋愛における努力というのは「相手があっての話」ですから、そういう努力をする女子がいるということは、そういう努力を(暗黙のうちに)強制している男がいるということで、男女双方に問題があります。

■男の焦り

よく、別れ話の末に彼女を刺した男とかがニュースに出てきますが、ああいうのは「彼女をオレ色に染めようと焦りまくった末、どうにも染まってくれなかったから焦って怒って殴った」ということだろうと推測します。

男って、自分に自信がなくなってくると、簡単に「おい!おれの彼女よ!おれ色に染まれ!」なんて愚かなことを思ってしまいがちです。

■女子の焦り

女子は女子で、彼氏にもっと好かれたいとか、嫌われたくないなどの理由で、彼氏色に染まろうとしているのではないかと思います。
これが「カップルで双方の『ちょうどいいところ』を見つける」方向の努力であれば、なんにも問題はないと思います。
カップルにしろ夫婦にしろ、とにかく「集団生活」なわけですから、ふたりで「ちょうどいいところ」を探す努力をしたほうがいい。

でも、男のほうはその努力をはるかに超えて「おれ色に染まれ」と、極端に出てくる。
ある種の女子は「あなた色に染まらないと嫌われてしまう」と思って、極端に出てくる。
そういう無理をし続けた結果どうなるか?
読者賢者はもうわかると思います。

■恋愛における「ベース」とは・・・

人の持つ嗜好は、中学生くらいに、そのベースがすでに固まっていると言われています。
20歳もすぎれば(肌感覚だと25歳くらいまでには)、もう100%嗜好が決まっていて、「おれ色」に染まることはほぼ不可能です。

それに恋愛において相手を好きになるというのは「自分にはないものを相手が持っているから」でしょう。
似たようなものを持っている相手を好きになるケースだって、似た「ようなもの」であり、それは「別のもの」ということでしょう?

もちろん、相手が持つ「間合い」と自分が持つ間合いが、大きくずれていたら、人は誰だって焦るでしょうから、「染めたい」「染められたい」と思うのだろうと思います。
たとえば彼のほうは毎週彼女と会いたいと思っている。でも彼女のほうは毎週女友だちと遊ぶことが楽しくて、月に1回のデートでいいと思っている。

こういう「間」が違ってしまったら、「染める」「染められる」ということを考えてしまうこともあるでしょう。

そして、その「間」が埋まらなければ、彼のほうは待ちきれず(彼女のほうは会いたい会いたいと言ってくる彼氏のことをうっとうしいと思って)別れてしまう……こういうこともあるでしょう。

おわりに

恋愛において「多様性を認める」というのは、男女それぞれが持つカラーを、尊重しあえるということを意味します。
だから、さしずめ恋愛をさほど必要としていない人しか、いい恋愛はできないのです。

つまり、「あなた色に染まりたい」とか「おれ色に染まれ」と言わない人って、自分なりの暮らし方・生き方を持っているわけです。
中学くらいからもう変わらないなにかを、自分のベースに持っていて、それを大事にしているわけです。

そしてそれをカップルでお互いに確認しあい、尊重しあえないと、どうしても無駄ないさかいが増えて破綻します。
愛という、日々変化し、捉えどころのないものは、「なにかベースとなるもの」があるから、安定するのです。(ひとみしょう/ライター)

(ハウコレ編集部)

関連記事