2018.04.19

「ありがと」って言ったら「ありがと」って返ってくる恋っていいよね

この前しゃべった女子の話によると、恋愛って、恋愛がはじまる前の妄想している期間と、別れがちらつく頃の2つの時期がわりと脳内が忙しいらしいですが、あなたはどうですか?

恋愛がはじまる前に、どんな彼氏とつきあおうかなあとか、こんな彼氏に家に帰った時こんなことされたいとかと妄想する時間。それと、実際に付き合って、運悪く別れの2文字が目の前をちらつきはじめて「やべっ」とか、「彼から別れるって言ってくれないかなあ」とかと思い悩むときが忙しいんだって。女子ってそんな感じなんですか?

でですね、今回は、この2つの忙しい時期から必然的に割り出される「いい彼氏像」とか「理想の恋愛」についてお話しようかなと。

■彼は死なずにこれからも生き続けるわけです(たぶん)

こんな彼氏と付き合いたいなあと妄想しているとき、彼になにかをしてあげたら「ありがとう」と言われるとか、反対に彼になにかをしてもらったら「ありがとう」と言える、そんな恋愛を妄想しちゃう女子がいるそうです。
ありがとうプラス頭ぽんぽんとか、いろんなアレンジパターンがあると思いますが、まあ一定の納得感のあるご意見じゃないかなと思いますが、あなたはどうですか?

別れることになりそうなとき……これはまあ、人それぞれ思うことがちがうのかもしれないですね。「こんな男となんか早く別れたいわ」と思う人もいるでしょうし、「別れたらわたし、またひとりぼっちになる」の的な不安が湧いてくる人もいれば、いろいろだよね。
でも印象的だったのは、「彼にもっとありがとうと言っておけばよかった」という、冒頭の彼女の言葉。

これ、死ぬ間際の人にもこう思うことがあったりして、でも彼は死なずにこれからも生き続けるわけですが(たぶん)、やっぱり交際してお互いにお世話したりお世話されたりした間柄なのだから、「もっとありがとうと言っておけばよかった」と思えるのって、ステキだと思いませんか?

■でもやっぱり時が流れると「ありがとう」なんですよ

おなじことが、別れた後にも言えるはずです。別れてしまえば、彼がどこに住んでいるのか分かっていても会いに行かない人のほうがきっと多いですよね。彼とSNSで友達としてつながっていても、友達とは名ばかりで、もう他人より遠い存在になってしまっていて、なにも喋れないですよね。
そういう、ある意味では究極の状況で、ふと元カレのことを思いだしたとき、彼にありがとうってもっと言っておけばよかったと言える人はえらい!


離婚してもそうらしいですよ。離婚してなお、憎みあっていたり、清々(せいせい)したわと言っている人だってもちろんいますが、やっぱりね、相手に「ありがとう」って思えるし、それを言葉にして今でも相手に伝えたいと思うし、でも伝える機会はもうないし、ということで、ありがとうが言えないことがつらいという人もいるそうです。
あんなにひどいことしておいて、いまさらありがとうもないやろ、というケースもあるのかもしれないけど、でもやっぱり時が流れるとありがとうなんですよね。

ということで、妄想などから必然的に割り出された「いい彼氏像」とか「理想の恋愛」とは、「ありがとう」と、さらっと言いあえる彼氏であり、ありがとうと言いあえる恋愛です。

ちなみに、どんな恋愛も、記憶に残りますよね。その記憶が「ありがとう」と言ってくれる――たったこれだけで、人ってどんなにつらくても希望をもって生きていけます。お前なんか消えてしまえと記憶の中の誰かに言われていたら、ちょっと寝込んじゃますもんね。(ひとみしょう/文筆家)

【今夜はちょっと、恋の話をしよう】
(ハウコレ編集部)

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