2018.05.09

恋か仕事か、両方か。男子の脳内は5:5でできている

この季節になると毎年、「仕事と恋愛を両立させる方法」というタイトルのコラムが、ネットに目立つようになります。掲載直後じゃないときにこの項をお読みの方のために言っておくと、この季節というのは4月~5月のことです。
なるほど、新社会人女子が仕事と恋愛を両立したいと必死になっているのだなあと思いますが、思い出せばこれについて書いたことは一度もありません。
なぜなら男はそういう発想をしないので書けないのです。仕事と恋愛を両立なんて発想じたいがない。なぜか?

■男のデフォルトって、「仕事:恋愛」が「5:5」

男のデフォルトって、若い男子もおじさんもみな同じで、「仕事:恋愛」が「5:5」なんですよね。仕事が手につかないくらい誰かのことを好きになることはあっても、それもつかの間で、職場に行けばそれなりに仕事ができる身体(というか脳)になります。
もしならなかったら、上司(男)が、「お前さ、仕事くらいちゃんとしよろ」と言って彼の頭をこづきます。男の世界をリアルに描いている北野映画にありがちなシーンです。「お前さ、ボーイならボーイらしいかっこうして働けよ」でおしまいです。それ以上そこを掘ってもなんのストーリーも生まれないから、場面転換して、はい次!

■ツーぅっと横に流れていく感じ

というわけで、はい次!
見ていたら、恋愛体質の女子って、彼氏ができたら彼氏100%になりますよね。これは女子のすごくいいところだと思うんです。
男子は恋愛しても、そういう女子に比べると「まあそれなり」なんですよね。新しい彼女ができても、喜びはまあそれなりだし、エッチはまあ気持ちいいのかもしれないけど、デートしてもまあそれなりだし、一緒にご飯を食べてもまあそれなりです。グラフでいうと、横線が時間の流れと共にツーぅっと横に流れていく感じ。
もちろん多少の気持ちの変化はあって、彼女ができたから頑張ってデート代くらい払えるように残業しようとか、そういうのは思うけど、それもまあそれなりです。


女子は恋したら、女性ホルモンがダダ漏れ状態になってきれいになりますよね。医学的にウソかマコトかは知りませんが、女子は恋したら女性ホルモンがダダ漏れになると表現される。そして恋愛100%になって、仕事も100%しなくっちゃと思う。もう200%のパワーで彼氏に迫りますよね。

■彼にできないこと

というわけで、たとえばデート中にまあそれなりにしか楽しそうにしていない彼を横目に「彼って、わたしのこと、ホントに好きなのかな」と思ったことのある人は、「彼はデート中にも仕事のことを考えているのかもしれない」と思い直してみるといいです。5:5というのは、つねに脳の半分は仕事のことで占められているということだから。

あなたのようにデートの時はデートに100%集中するとか、仕事のときは仕事に100%集中して、なおかつ彼にも100%集中しているから、仕事中に次のデートスポットを会社のPCでググる……で、そのとき上司に声を掛けられたらソッコーで画面を閉じて仕事モードに戻るなんて器用な真似は、彼にはできないんです。

■それ、悩まなくても答えが出てるから

さらに一般化していうなら、たとえば、「最近彼の態度が冷たい」などと悩まなくていいということです。彼は彼女がいるもんだから、必死になって仕事をして、はやく一人前の男になろうともがいているんです。

彼女がいても態度が冷たくなることなく、いつもあなたに対して、あなたの女の部分が満足することをやってくれる彼は……両性具有的に女子の気持ちをリアルに想像できる類まれなる才能をお持ちなのか、遊び人で仕事してるふりをしているのかのいずれかです。

言っておきますが、両性具有的に女子の気持ちをリアルに想像できる男子は、「類まれなる」存在なので、たいていは遊び人だと思ってまちがいない。(ひとみしょう/文筆家)

(ハウコレ編集部)

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