2013.10.07

「自分だけは大丈夫」と思っていませんか? ヒトゴトじゃない性病5つ


性病というと、ごく一部の人だけが罹るものだと思われがちですが、じつはオーラルも含め、いつでも、誰でも感染の危険があります。
エルシーラブコスメティックが女性153名に対して行ったアンケートによると、これまで性病に罹ったことのある女性は25名で16.3%、かかった経験のない女性は128名で83.7%でした。少ない? いえいえ、5分の1弱ですから、女性が5~6人いたら1人は経験者なわけで、割合としては十分高いといえる数字です。
では、女性が罹りやすい性病にはどんなものがあるか、回答者の意見をもとに、感染を防ぐための方法ともに見てみましょう。

1.カンジタ

「はい」の回答者が罹ったもののうち、もっとも多いのがカンジタでした。性行為で伝染することもあるのですが、常在菌なので、ストレスや過労などで免疫力が下がると性行為に関係なく発症することもあります。ですので、一概に性病とはいえないかもしれません。
慢性化しやすく、生活習慣そのものを改めないと解決しないこともあります。発症した場合、婦人科で処方してもらった軟膏を塗布するのが一般的なようです。

2.性器ヘルペス

性行為だけでなく唾液などからも感染するウィルスで、幼少期などに気づかずに感染したものの発症せずに気づかない人も多い感染症です。
口唇にも感染しますが、それだけにオーラルセックスで感染し、性器ヘルペスとして発症することもあります。水ぶくれや腫瘍などが性器周辺にでき、痛みや痒みを伴うのが特徴。一旦感染するとウィルスが体内に留まり続け、症状が出ていなくても感染する・させる危険が。
予防としてはコンドームの使用や、オーラルセックスを避けることなどがあります。すでに感染していて発症を防ぐには、規則正しい生活をして免疫力を高めることが大事です。

3.トリコモナス膣炎

トリコモナス原虫の寄生が発生原因で、膣に寄生すると悪臭のするおりものが出たり、痒みがあったりします。尿道や膀胱の場合は排尿中の痛みなどが自覚症状になります。
感染経路は主に性行為ですが、ごくまれにプールや公衆浴場、感染者の下着やタオルを同時に洗濯したことなどが感染経路として考えられることもあります。予防策としてはコンドームを使うことと、プールや公衆浴場の椅子等の備品はよく洗って使用することが挙げられます。

4.ケジラミ

性行為のほか、母子間など接触の多い者同士の感染や、タオルや寝具を介して感染することもあります。陰毛以外に頭髪や脇毛などに寄生することも。激しい痒みが生じるのが特徴。コンドームでは感染を防げないので、とにかく相手に清潔を心がけてもらうことが重要になります。
発症したら通院した上で治療用のシャンプーやパウダーを購入・使用。さらにそれまで使っていた枕やシーツ、衣服などを消毒する措置も必要です。

5.クラミジア

クラミジア・トラコマチスという菌によって発生し、おりものが増え、重篤になると不正出血などの症状もあるクラミジア。症状が進むと骨盤内の臓器に炎症が起きたり、不妊の原因となったりします。
報告される中では国内でもっとも多い性感染症であるものの、自覚症状が出るのに時間がかかる場合が多く、その間に感染が広がることもあります。オーラルセックスによる咽喉への感染もあり得ます。予防にはコンドームの使用が効果的です。

おわりに

性感染症の恐ろしいところは、発症したときの症状自体はそれほど重くなかったとしても、免疫力の低下によってエイズなどのさらに深刻な感染症に罹りやすくなったり、自覚症状が出ない間の性行為でウィルスを振り撒いてしまうことです。
また「女性が罹りやすい」としたのは、男性は女性ほどはっきり自覚症状が出ない場合が多く、措置を講じていないうちに相手の女性が感染してしまう危険があるから。
セックスの際にはコンドームを、というのが一般的な予防策ではありますが、より安全を期すなら、セックスは信頼できるパートナーとのみ行うのがベストでしょう。
 
(早川舞/ハウコレ)

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