2014.01.29

キレイになりたいなら「和食」を食べよう!気になるその美容効果とは?


2013年12月。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されましたね。和食で使われる調味料は、塩以外は伝統ある発酵食品。それもわずか1ミクロンの、美肌にも良い「日本麹カビ」学名「アスペルギルス・オリゼ」という1つの微生物が織り成しているのです!今回は、その正体と美容に役立つ効果を見ていきましょう。

和食とは

世界の他のお料理はオイルと香辛料で成り立っているそうですが、日本料理は、塩以外は醤油、みりん、味噌、お酒などの「発酵された調味料」が使用されています。この発酵は全て同じ「日本麹カビ」からできたもの。和食独特のコクと旨みはこの麹菌がカギとなっていたのです。また、常に四季を意識し、その季節に応じた旬の野菜や魚を食べることも和食の大切な要素。日本美人は本来、旬の野菜と魚を伝統の発酵食品で調理して食べていたため、お肌も髪もキレイだったのです。

伝統の発酵食品の元となる日本麹カビ「アスペルギルス・オリゼ」とは

発酵調味料の元となる「日本麹カビ」はお米の国、そして梅雨があるなど湿気の多い日本ならではのカビで、世界中で日本でしかできない菌と言われています。約1000年前にお米にカビが生えたのがキッカケで「種こうじ屋」と呼ばれる麹カビを作る職人も生まれました。椿にゆかりのある当時の都、京都では椿の葉を燃やした灰を炊いたご飯にまぶして、この菌を大量生産することに成功。その後、お米をこの菌で発酵させた日本酒やみりん、大豆に菌をまいてできた醤油と味噌、小麦粉に菌をまいてできたお酢や麦味噌、麦焼酎などが誕生しました。

なぜ日本麹カビがダイエットと美容にいいの?

日本麹カビがお米や大豆、小麦などに付着して発酵が進むと、単品では存在しなかった栄養素が生まれ、腸に良いと言われる善玉菌も発生します。そんな調味料でお料理すると、さらに善玉菌が繁殖し、旨味成分であるアミノ酸やグルタミン酸が生まれます。そして、それを食べると人の体内の粘膜を強くしてくれるのです。
また善玉菌の発生が進むと、腸のお掃除も行われ、便秘も改善します。今は食の欧米化が進み、和食を月に数えるほどしか食べない女子も多くなりましたが、それではダイエットもできず、美容にも悪いのです。古い!とバカにせず、和食を見直してみましょう。

日本独自の美肌調味料を知っておこう!

1000年も前から日本人DNAに染み込まれている伝統の調味料とその美容効果を覚えておきましょう。

・醤油…大豆と小麦を日本麹カビで発酵させ、塩を加えたもの。大豆からグルタミン酸が出て旨味が、そして小麦の発酵で甘みが出る。塩分の取りすぎは美容の敵になりますが、グルタミン酸は二日酔いによく、細胞の活性化が期待できるので肌荒れ改善に◎。

・味噌…醤油とほぼ同じ原料でできている。奈良時代に醤油にまだなりきっていない発酵途中のものを食べたところ、大変おいしかったので、「未醤」(みしょう:まだ豆の粒が残っている醤油)として食されるようになったそうです。大豆の粒が残っていて、大豆イソフラボンも摂取できます。女子には嬉しい生理不順の改善やダイエット効果の期待できるギャバという成分も含まれます。

・お酒…お米に日本麹カビで発酵させたもの。発酵課程で糖分を分解し、二酸化炭素とアルコールを発生させてできます。チロシナーゼという美白に嬉しい成分が入っていて、シミやそばかす、お肌のくすみ改善に効果があります。

・みりん…もち米に日本麹カビで発酵させたもの。発酵課程でアミノ酸やアルコールが発生します。酵母菌も発生するため、日本酒よりも甘くなるそう。アミノ酸にはニキビ改善やお肌の保湿、ダイエット、集中力アップが望めます。

・お酢…日本の酢は米酢、穀物酢で、米や小麦を日本麹カビで発酵させたもの。日本酒や麦焼酎が酸化して酸っぱくなり、アルコール分が抜けてしまったものが起源と言われています。カルシウムの吸収をよくするので、骨や歯、爪などをキレイに保ってくれるでしょう。(諸説あり)

おわりに

流行のカフェやベーカーリー巡りも楽しいですが、美肌のためにも、世界に認められた自国のお料理を研究した方が美人に近づけるかもしれませんね!

 (丸田みわ子/ハウコレ)

【参考】
※NHKスペシャル 2013/12/15放送 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/1215/index.html
・柳原尚之著(2012)『近茶流 柳原料理教室 誰でもできる和食の基本』講談社

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