2010.08.10

隅田川花火大会の楽しみ方

7月31日に隅田川の花火がありました。私は毎年観ていますが、2010年は東京スカイツリー効果もあり、例年にない人出でした。花火も昨年より大型(5号玉、尺玉)が多かったようで、こんなところにも景気の底打ち感が表れているようです。

 ところで、花火は前に障害物さえなければ見えるのですが、どこで見るかが大きな問題です。その日の気象条件(特に上空の風向き)で観る場所を移動するというのも難しいですが、きれいな花火を観るための条件を少しご説明しましょう。来年に役立てていただければ幸いです。

花火は場所選びが大事

河原などの水辺で開催されることが多い花火大会ですが、あまり真上を見上げるという位置もベストとは言えません。隅田川はビルが多く、水辺のいいところが少なく、最高の場所は有料席になってしまうので、良く見えるというと近くのビルの屋上ということになります。ただ、20階近いビルでは、花火が目に前になってしまい全体が見えませんから、あまり高すぎるというのもベストとは言えません。

少し遠くに見えて、音がよく聞こえ、打ち上げ場所が見えないというのが花火見物のベストロケーションになります。花火の見える場所にビルを持っている企業はどこもお客様を招待していますから入れません。友達の住んでいるマンションから見えるならベストです。

有料席・指定席の取り方

最高の場所で花火を見たいという方にお勧めなのが屋形船です。ただ、この日は貸し切りにしてしまうので、50~60人集めて貸し切りにしなくてはなりません。屋根の上がテラスになっているので見晴らしは最高です。料金は観るだけで1人2万円、天ぷらなどの料理が付いて3万円です。来年のために予約をするなら屋形船・池上(☎03-3820-7570)へ。

二人でゆっくり部屋から見たい方は、浅草ビューホテル(☎03-3847-1111)の宿泊プランがおすすめです。

もっと安く観るには墨田区の市民協賛者に申し込む方法があります。抽選になってしまいますが、一口5千円で両国親水テラスの椅子席が1人、台東区リバーサイドスポーツセンター野球場にはシート1枚(5人以内)が1口5千円です。2010年は6月16日~30日の間に隅田川花火実行委員会(墨田区役所内)に往復はがきで申し込む必要がありました(区内在住・在勤の人に頼んで一緒に見に行きましょう)。
 

ベストポジションの条件

テレビでも隅田川の花火は中継されますが、一番違うのは音です。地響きのような花火の音と人の歓声、拍手がライブならではの醍醐味です。そして、一番大事なのが、その日の風です。風のない日は花火にとっては大敵です。火薬の煙が流れていかないからです。最近の花火は連発が基本ですから、煙に隠れて見えなくなってしまいます。大概地上は無風でも上空は風が吹いているものですが、風は大きな条件です。

因みに今年は隅田川の上空の風が弱く、クライマックスでは、かなり煙に隠れてしまいました。風に左右されない場所なら墨田区側の両国橋近くなら全体が見えます。ただ、ベストの場所(両国親水テラス)は墨田区の抽選による指定席ですから、もう少し浅草寄りの遊歩道がいいかもしれません。浅草近辺では午後5時過ぎると交通規制になり、一方通行で自由に歩けませんから、5時前には場所を確保してください。
       

風向きも大事

私の経験上、隅田川では煙は下流から上流に向かって吹くのが普通です。台東区側からみると右から左です。まれに川を横切るように吹くこともあります。自分のいる方へ向かって流れてくる場合はほとんど見えなくなってしまいます。火薬の臭いのきつい時は風向きが悪いので注意です。火薬の煤が降ってくることもあります。

この時期は海風が吹くのが普通ですから、大体下流から上流方向を見る方が良く見えるはずです。出来れば墨田区側のほうが、ハズレが少ないかもしれません。

これからが花火の本番

とはいえ今年の隅田川、板橋、東京競馬場の花火は終りました。でも、まだ14日の東京湾、19日の神宮の花火大会があります。そして、地方では28日の大曲、15日の諏訪湖があります。気象や風向きを研究して、ぜひベストポジションで観て下さい。最近はヤフーやぐるなび、enjoy TOKYOでも花火の専用サイトがありますから、日程を確かめて楽しんで下さい。

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