2014.08.11

仰天!!ヒールをキレイに履くための「シンデレラ整形」とは?


こんにちは。美容外科医の村山ひろとです。
ガラスの靴を履きこなしたシンデレラのように、華奢なヒールを履きこなすことは、美人の条件と言えます。

S.A.T.C.のサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーは、靴が大好きでデザイナーシューズに対する愛を語っています。バリバリと働く女性にとって、ファッションとは自分を武装して気持ちを高める、いわば「戦闘服」のような役割があるのでしょう。中でも靴はおしゃれの基本です。
とはいえいくら一流の靴でも、足の形が悪ければ台無しです。歩き姿がキレイに見えなかったり、障害が出て痛みを伴ったりしてしまいます。

脅威の足の整形「シンデレラ整形」

日本ではまだあまり馴染みがありませんが、アメリカには足の専門医 「Podiatrist足病医」 がいます。彼らはタコ、ウオノメ、水虫、爪の問題などをケアします。
女性たちの悩みに応えて、彼らが始めた新しい試みが、ヒールを履きこなすための足の整形、「シンデレラ整形」です。

よくある悩みは「長すぎる指」。サンダルからはみ出てしまう指や、長すぎてつま先に痛みを感じる場合には、なんと足の指先を切り落として短くします(逆につま先を長くしたり、まっすぐにしたりすることも可能)。
外反母趾を矯正し、将来、足幅が広くなってしまうのを防ぐ手術も人気です。

また加齢とともに、足裏からも脂肪がなくなってくると、弾力がなくなり足が痛みやすくなります。
これに対する治療は「顔」と同様、ヒアルロン酸(フィラー)や自分の脂肪を注入してクッション材とします。
立ち仕事の多い職業の女性に好評で、一度行うと約1年ほど効果が持続するそうです。
ただ、体重がかかりよく動く場所であるため、顔に比べるとデメリットは多いでしょう。

シンデレラ整形のリスク

一般に術後の治りは、顔が最も良く、つぎに体幹、そして手足とつづきます。つまり足の手術は一般に治りが悪く、感染症やその他の合併症の可能性があります。

また上肢に比べて下肢のトラブルというのは、荷重がかかり歩行に直結するだけに「より大きな不都合」として日常生活の妨げになります。傷口の回復には、6~8週間はかかるでしょう。

つまり「最もハードルの高い整形」「長いダウンタイム」ということを承知の上でなら、整形のために渡米する価値はあるでしょう。

おわりに

ちなみに日本では、美容目的での指の切断術を行う施設はなく、ヒアルロン酸や脂肪注入についても正規のメニューとしては存在しません。
もし私の所にご相談にいらした場合は、あらゆるリスクを覚悟の上なら、その挑戦を後押しするかもしれません。

(村山ひろと/ハウコレ)

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