2010.09.17

漫画家志望のアナタ!知ってて損はない 漫画編集者との上手な付き合い方

プロの漫画家を目指して、投稿や持ち込みを繰り返すうち、見込みがあるなと思われたら、担当の編集者が付くことがあります。そして、その【担当さん】と一緒に本格的なプロデビューを目指し、長くお付き合いしていくことになるのです。

ここでは【担当さん】とうまく付き合い、無駄な時間を省く方法をご紹介します。

自分の存在を印象づける

一つの雑誌に、全国から何百人というプロ志望の新人が押し寄せてきます。
一人の編集者が、同時に何人、何十人という新人をかかえていることもあります。
要するに、担当になったからといって、その編集さんが、手取り足取りあなた一人のお世話してくれるわけではないのです。

ですから、自分の存在と、やる気を、出来る限りアピールしていかなくてはなりません。

遠慮はせずにアプローチしよう

担当さんは、アイデア、プロット(あらすじ)、ネーム(ざっとコマ割したもの)などを提出するように促してきます。しかし、新人のうちは、ネームを編集部へFAXしたのに、一向に連絡がこない、といったことはざらにあります。

そこで、「きっと忙しいんだろう」なんて遠慮してはいけません。編集は、連載中の作品も担当しているので、当然そちらが最優先になりますし、なんだかんだと出払っていることも多いもの。しつこいくらいに電話をして、担当さんを捕まえましょう。「折り返しお電話を」とお願いしても、向こうからかかってくることは無いものと思いましょう。


顔みせをしよう

新人の頃は、作画に取りかかる前の、ネーム(お話作り)の段階で、担当さんからダメ出しをされ、何度も練り直しをさせられます。そうやって、お話作りの技を磨かれていくわけですが、そういったやりとりも、電話だけだと非常に事務的になりがちです。

遠方に住んでいる人は難しいですが、できる限り編集部へ足を運び、担当さんと直接話をしましょう。

交通費もばかになりませんし、わざわざダメ出しされに行くわけですから、徒労感は半端ではないですが、自分の真剣さをアピールできる絶好のチャンスです。

編集者の生活に合わせて訪問しよう

漫画家は夜行性なので、編集もそれにつられて夜型生活になりがちです。折角訪問しても忙しくて追い返されたら、もったいないです。ここは、編集者の生活に合わせて訪問しましょう。

時間帯としては、朝イチは捕まりにくいかもしれません。また、雑誌の発売日の1週間~10日前くらいが、〆切、校了、のピークですので、その辺りを避けてアプローチするとよいでしょう。

理論武装する

作ったネームに対して、担当さんは、ストーリーやキャラクターについての矛盾点や、疑問点をばんばん突っ込んできます。それに対して、自分はこういうことを描きたい、こういうことを表現したい、ということを即座に答えられるよう、準備万端整えておきましょう。

すると担当さんは、そう描きたいのならこうすればいいのではないか、と返してきます。そうやって白熱した議論へと発展すれば、作品作りはとても実りあるものになります。

ネームの打ち合わせは、【ガチンコ決戦】である、と覚悟をきめてかかりましょう。

ひととなりを知る

担当さんといっぱい雑談をし、早く相手を理解しましょう。そして、あなた自身のことも知ってもらいましょう。

担当さんは、あなたの作品の最初の読者になるわけですが、なんだかんだいって一人の人間ですので、好みもあれば、考え方も違います。自分が描きたいからといって、担当さんの興味をひかないネタをいくら押しても、無駄な時間が過ぎてゆくばかり…といったこともあります。

怒ったら、負け

作家と担当は、一対一のお付き合いになるので、お互い真剣になればなるほど、ぶつかり合うことも増え、ムカツクことも多くなります。そこで―…。

漫画家になろうというあなたなら、妄想力には長けているはず。
担当さんに対してストレスを感じた時には、「この人は自分の宿命のライバルなんだ」、「この逆境は、運命が自分に用意したステップ」などなど…ドラマチックに考えて、乗り切りましょう。

担当さんが、敵となるか、味方となるか―すべてはあなた次第なのです。

関連記事