2010.10.28

立つ鳥跡を…濁したくない!円満に退社する方法

「立つ鳥跡を濁さず」といいますが、会社を退職するときに、肝に銘じておきたい言葉です。お世話になった会社に迷惑をかけることなく、円満退社できてこそ、先の人生が開かれるものです。

円満退社のためのコツをあげてみましたので、ご参考にしてください。


退職の切り出し方

 まず、誰に退職を伝えるかです。どうしても同じ部署の同僚や社内の友人に話したくなりますが、これは絶対にしてはいけません。社内でウワサになり、混乱のもとになります。

 退職を最初に切り出すべき相手は、直属の上司です。退職の希望日からおおむね2ヵ月ぐらい前がいいでしょう。2ヵ月の猶予があれば上司も部署の対応準備ができます。

退職理由の伝え方

 退職の理由には少なからず今の部署や会社への不満があることでしょう。でも、いまさら不満を持ち出してもお互いに不快感が残るだけですから、個人的かつ、ポジティブな理由だけを伝えるようにします。たとえば、「新しい環境の中でさらなるキャリアアップに挑戦してみたい」という言い方です。

 転職先を聞かれたら、「○○業界でがんばります」と抽象的に言いましょう。

希望退職日の設定

 上司と十分に話し合うことが大事です。仕事の切れ目や引き継ぎが終わる時期、次の人事の準備、もちろんあなたの転職先の入社日などを考慮しながら話し合い、お互いにしこりが残らないようにします。

 ある程度譲り合う気持ちが大事です。

仕事の引き継ぎ

 引き継ぎには社内と取引先への2つがあります。退職が正式に決まったら準備をして、退職の1ヵ月前には引き継ぎを始めます。

 社内の引き継ぎは、引き継ぎ事項をもれなく書面でコンパクトにまとめます。仕事の案件やプロジェクトごとに「引継書」としてまとめ、関係する取引先の役割を記し、その担当者の名刺のコピーを添付します。このようにまとめると、取引先間の関係性も見えてきて、全体像の把握ができます。

 取引先へは社内での引き継ぎが済んでから行います。引き継ぎというよりも、後任者の紹介が主な目的ですから、きちんと引き継ぎを終わらせておくことが大事です。今後のことなどの詳細は語らないようにします。

退職当日に行うこと

 お世話になった社内の方々に、一斉メールで済ませたりせず、足を運んでお世話になったお礼を言います。

 みなさんは仕事をしていますから、「お仕事中に失礼いたします」と声をかけ、「今日をもって退職いたします。お世話になりありがとうございました」と、簡潔にご挨拶をします。
長々と思い出話などをするのは仕事のじゃまになりますから控えましょう。

有給休暇の消化

 退職前に溜まっている有給休暇をすべて消化する場合、退職日まで日数があり、まだ社員であるという意識から中途半端な引き継ぎですませることが多いようです。辞めていく人の最後の仕事は100%の引き継ぎです。

 最後の出社日に「わからなかったら連絡して」ではなく、「引き継ぎはすべて終わりました」といえるようにすることが円満退社には必要です。

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