2010.11.18PR

すでに削除済みの昔のWebサイトを閲覧する方法

「以前に掲載していたWebサイトの情報を確認したいが、すでにサイトが更新され、その情報をチェックできない」と嘆いた方は少なくないでしょう。
日々更新するWebサイトでは、その当時の情報をそのまま保持していることはありません。アップを停止した情報は基本的には二度と閲覧することはできません。一部、キャッシュとして過去の情報を閲覧できますが、非常に古いサイト情報までチェックできるわけではありません。

特定の期間に掲載していたWebサイトをもう一度チェックしたい…。こうしたニーズの手助けとなるサービスがあります。それが「WebArchive」です。WebArchiveはある一定時期に掲載していたWebサイトをそのまま復元するサービスです。中には10年以上前の情報をチェックできるものもあり、当時の情報を確認するには非常に役立ちます。

WebArchiveを利用して過去のサイトを閲覧する手順を紹介しましょう。


WebArchiveはWebサービスです。ブラウザとネット環境だけあれば利用可能です。ソフトのインストールも必要ありません。

以下のURLにアクセスし、WebArchiveを表示しましょう。
http://www.archive.org/web/web.php

どのWebサイトを閲覧したいのか、URLを入力します。「HTTP://」に続くURLを入力しましょう。

なお、閲覧に対応しないURLももちろんあります。階層が深すぎてもNGです。できるだけシンプルなURLを指定し、そこから深堀りしてアクセスするようにしましょう(ただし、階層途中までアクセスできても、一定以上の階層となるサイト情報を保持していない場合もあるので注意しましょう)

URL入力後、「Take Me Back」をクリックします。

WebArchiveが保存するサイト情報が日時で一覧表示されます。これらの中から確認したい日時をクリックします。なお、Webサイトの情報はすべての日時を一定間隔で保持しているわけではありません。サイトの規模などにより保存状態はさまざまなので注意が必要です。

 

アクセスすると、古い日時が確認できます。古いサイトの場合、IEでなければ正しく表示できないもの、表示に必要なプログラムが独自なものなどが含まれます。こうしたサイトはできるだけ標準的なIEを使って表示することをオススメします。


WebArchiveは運営者側で膨大なキャッシュを保持し、非常に古いサイトも閲覧できるようにしています。ただし、個人運営するサイトなど、決して大規模でないサイトはキャッシュ情報を保持していないかもしれません。ただし、個人サイトだからといって必ずしも情報がないわけではありません。

まずはURLを入力し、過去のサイト情報があるかどうかを確認してみるとよいでしょう。


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