
店を選び、全員を帰らせ、3年立て替えたまま。幹事の私が飲み会代に上乗せして送った請求の結末
コラム
3年前のレシートは、財布の内ポケットで角が丸くなっていました。
店も帰りも手配した私が、支払いまで
あの飲み会の店を探して予約したのは私です。人数が変わるたびに店へ電話をかけ直し、当日は全員分をまとめて私のカードで払いました。集めるつもりで席に戻ると、半分は寝ていて、半分は次の店の話で盛り上がっていて、財布を出す人はいません。駅まで全員を歩かせて、終電のある人を改札へ、ない人をタクシーに乗せて、最後に私が帰りました。翌日にでも集めればいい。そう思っていたのに、グループチャットに「飲み会代お願い」と書くのは、私だけが1人で数えていたみたいで気が引けたのです。あとから振り込んでくれたのは半分ほど。残りの3人からは、3年経っても何も届きません。手配も支払いも私で、お礼の一言すらありませんでした。
「利子つけたら?」と返ってきた画面
別の友人とのチャットで、ふとその話を打ち込んでみました。愚痴のつもりでした。返ってきたのは、慰めではありません。
「回収する権利あるよ。なんなら3年分の迷惑料で利子つけたら?」
画面をしばらく見つめて、それから笑ってしまいました。権利、という言葉を、自分に向けて使ったことがなかったのです。本来のものに少し上乗せしました。聞いてくる人がいれば、そのときに3年ぶんの話を全部すればいい。同じ文面で、宛先だけ変えて3人ぶんの下書きを作ります。
「久しぶり!3年前の飲み会代、まだもらってなかったよね。5,500円お願いします」
送信ボタンは、宛先を確かめながら3回押しました。
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誰も聞いてこなかった


























