
誕生日の前日に祝ってくれた彼に、なぜ今日なのか聞けなかった私。当日届いたのは写真1枚だけ
コラム
「合ってるよ。間違えてない」。それ以上の説明はなく、駅で会った彼にも理由は聞けませんでした。2か月前の日付が、私から怒る理由を取り上げていたからです。
休憩室で開いたスマホに、彼からのメッセージが1通届いていました。付き合って2年、誕生日を忘れられたことはこれまでありません。ところが画面の文面を何度読み直しても、日付だけがどうしても合いませんでした。
「誕生日おめでとう」は1日早かった
「誕生日おめでとう。今日、仕事終わったら駅で待ってて」。その下に、ケーキのスタンプが1つ。私の誕生日は18日で、今日は17日でした。卓上のカレンダーを二度確かめてから、返信欄に「明日だよ」と打ちます。打ってから、消しました。訂正した瞬間に、彼が気まずくなるのが目に見えたからです。忘れられたわけではない。それなのに、なんで今日なんだろう。そう思いながらも、せっかく用意してくれた1日を気まずくしたくなくて、訂正のメッセージは送れませんでした。
転送されてきた予約確認
続けて届いたのは「予約してあるから、店はこれ」という一言と、店から彼に届いた予約確認の転送でした。店名は、去年私が「いつか行きたい」と言ったまま忘れていたイタリアン。ご予約日の欄には、17日。その下、受付日の欄に並んでいたのは、2か月前の日付でした。画面を上までスクロールして、もう一度下まで戻ります。2か月前に、彼は17日と入力している。うっかり1日ずれたのなら、こんなに前から決まっているはずがありません。日付を間違えられたのなら、少しは怒ってもよかった。けれど2か月前からわざわざ17日を選んでいた人に、怒りようがありませんでした。「これ、日付合ってる?」と送ると、既読はすぐに付きました。返信は「合ってるよ。間違えてない」。それ以上は何も続かず、私も「わかった。行く」とだけ返しました。
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駅で待っていた彼に聞けなかったこと




























