
「何時に」を消して「楽しんでね」だけ。質問をやめた俺に、まだ残る落ち着かなさ
コラム
彼女から届いたメッセージに、返信を打っては消すことを繰り返しました。既読だけを残した俺が、翌日になってようやく送れたのは、質問の本当の理由でした。
手元のスマホに開いていたのは、ゼミ仲間と集まっている彼女とのチャット画面。返事が1つ届くたびに、次に聞くことを探していました。
「楽しんでね」と送ったはずなのに
付き合って1年の彼女とは、別々に暮らしています。「今から行ってくるね」と届いたとき、「楽しんでね」と返したのは本心でした。
それなのに、しばらくすると「何人くらい来るの?」と送っていました。
「8人だよ」人数が分かれば落ち着くと思っていたのに、次に浮かんだのは、その中に誰がいるのかということ。
「男の人もいる?」
送ってすぐ、もう1通を足しました。
「疑ってるわけじゃない」
束縛する彼氏だと思われたくない。その一心で添えた一言でした。
聞くほど、知りたいことが増えていく
「半分くらいかな。みんなゼミの同期だよ」
丁寧な返事を読んでも、会ったこともない同期たちと笑う彼女の姿ばかりが浮かびました。帰りに誰と歩くのかまで聞き、それでも足りず、写真を送れるかと続けました。
そこへ届いたのが、この1通です。
「疑ってないなら、どうしてこんなに聞くの?」
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打っては消した返信





























