
行事のたびに「うちの子が1番でした」と送っていた私→ママ友の息子くんの一言で気づいた、娘に聞くべきだったこと
コラム
息子が送ってしまったと謝るママ友に、すぐには返信を打てませんでした。スマホを置いて先に娘へ尋ねたのは、運動会のあと1度も聞いていなかったことです。
通知音が鳴ったのは、娘の体操服についた砂を洗面所で払っているときでした。運動会の報告が並ぶグループチャットに、1件だけ、ひらがなのメッセージ。送り主は、いつも既読だけを付けるママ友でした。
行事のたびに最初の写真を送っていた私
娘と同じクラスのママ友5人でグループチャットを作ったのは、1年生のときです。最初に「うちの子が1番でした」と送ったのは、発表会で娘がセリフを1度も間違えなかった日。ほかのママたちもすぐに続き、それからは行事のたびに、誰かの「1番」が並ぶようになりました。
運動会の日も、帰宅してすぐ、ゴールテープを切る娘の写真に「うちの子が1番でした!」と添えて送りました。リレーの写真が続き、報告で画面が埋まっていく。1番を報告できる側にいれば、このグループで浮かずにすむ。どこかでそう思って、ほっとしていたのだと思います。
ひらがなの言葉と、謝る文
届いていたのは、このメッセージでした。
「みんな1ばんなんだね。ぼくはビリだったけど、たのしかったよ」
ひらがなと「ぼく」という書き方で、打ったのは息子くんなのだろうと思いました。責められているわけではないのに、入力欄を開いては、何も打たずに閉じてしまいました。ほかのママたちからも、書き込みはありませんでした。
思い返すと、運動会のあと娘に聞いたのは「何位だった?」だけでした。答えは見て知っていたのに、それでも聞いていたのです。
しばらくして、ママ友本人から謝罪文が届きました。
「すみません、息子が私のスマホで送ってしまいました。失礼しました」
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娘の隣で聞いた、運動会の話





























