「ごめん。ちゃんと話したい」3年目で初めて私から送った一言、すぐにかかってきた電話で彼が言ったのは?

コラム

ソファに伏せていたスマホを裏返すと、画面の1番下には、私の送った「じゃあもういいよ」が残っていました。既読はついているのに、その下に返信はないまま。付き合って3年、いつもならとっくに届いているはずの一言でした。

疲れを理由に、取りやめた約束

その日は、仕事帰りに彼の部屋で夕飯を食べる約束でした。けれどクレーム対応が続いた1日の終わりに、どうしても電車を乗り換える気になれず、自分の家へ向かいながらメッセージを送りました。

「今日やっぱり行けないかも。仕事で疲れちゃって」

「もう材料買ってあるんだけど」

「疲れてるって言ってるじゃん」

「前も同じ理由でなしになったよね」

「じゃあもういいよ」

直前で約束をなしにしたのは私です。「疲れてるって言ってるじゃん」も、材料をそろえてくれた彼に返す言葉ではありませんでした。それでも、前のことまで持ち出されたのは納得がいかない。今回悪いのは私だけじゃない、とスマホを伏せました。

謝る前に、線を引く癖

喧嘩のあとに届く、彼からの「ごめん」。どんなに言い合っても、半日もたたないうちに、決まって彼が先でした。

自分から送れない理由には、心当たりがありました。カスタマーサポートの窓口に座って5年目。お客様に謝れば「謝るってことは、そっちのミスを認めるんだよね」と返され、先輩からは「すみませんを、適当に使わないで」と教わってきました。

気づけば、謝る前にどこまでが自分の責任かを確かめる癖がついていました。

仕事で、あまり謝らないようにと言われ続けてきたこと。それが彼との喧嘩でも、癖になって出ていたのだと思います。ここで私から謝ったら、全部私が悪かったことになります。

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