
「中途半端に働くくらいなら家にいて」と言う夫→私の給料を一度も聞いたことがありませんでした
コラム
「中途半端に働くくらいなら」と言われ続けた日々。夫の口から出た一言を聞いて、席を立った私が向かったのは棚の引き出しでした。
娘を寝かしつけてリビングに戻ると、夫がダイニングテーブルの前に立っていました。視線の先には、開いたままの私のノートパソコンがあります。締め日前で、残った仕事を片づけるつもりだったのですが、その画面を見た夫の一言から話し合いが始まりました。
気づかいだと思っていた言葉
結婚して7年。娘が生まれてからは時短勤務に切り替え、経理の仕事を続けてきました。
夫はその間、何度も同じようなことを口にしています。「無理して働かなくていいのに」「パート代くらいなら俺が出すよ」。保育園の送り迎えをこなしながら働く私を、気づかってくれているのだと受け取るようにしてきたのです。
その日も、夫はパソコンの画面を指さしました。
「まだやってるの?中途半端に働くくらいなら、家にいてほしいんだけど」
やわらかい口調なのに、どこか突き放すような響きが耳に残りました。
夫が続けた言葉
パソコンを閉じて椅子に座ると、夫も向かいの席に腰を下ろし、少し間を置いて続けました。
「俺の稼ぎで十分やっていけてるだろ。女の給料なんて、たかが知れてるんだし」
テーブルの木目に目を落としたまま、その言葉を頭の中でくり返します。
たかが知れている。毎日娘を保育園に送り届け、限られた時間で締め作業を終わらせ、資格の勉強まで続けてきた日々を、夫は一言で片づけたのです。
言い返すより先に、確かめたいことがありました。夫は私の給料がいくらなのか、一度でも聞いてきたことがあったでしょうか。
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引き出しの中のファイル




























