
「彼女は俺の言うこと聞くタイプ」と先輩に送った彼→私に届いたスクショと「これ、どう思う?」
コラム
彼が待っている返事は分かっている気がしました。打っては消してをくり返したあと、最後に私が送ったのは、まったく別の言葉です。
ソファで洗濯物をたたんでいると、スマホに彼から画像が1枚届きました。開いてみると、彼と職場の先輩のやりとりを撮ったスクリーンショット。その中に、私の知らないところで書かれた、私についてのメッセージがありました。
先輩とのやりとりに並んでいたメッセージ
彼とは付き合って2年になります。週末の行き先も外食のお店も、決めるのはたいてい彼でした。「どこでもいいよ」と返すのが、いつの間にか私の口ぐせになっていたと思います。
画像の中で、先輩が「連休どうすんの?」と聞いていました。彼の返信は「キャンプっす」。先輩の「彼女に聞いた?」に続いて、彼が送っていたのはこの2つです。
「うちは大丈夫っすよ」
「彼女は俺の言うこと聞くタイプ」
たたみかけのタオルを膝に置いたまま、そのメッセージを読み返しました。連休にキャンプへ行くと聞いたのは、つい先週のこと。相談されたのではなく、決まったと知らされただけでした。
「これ、どう思う?」に打ちかけた返事
その下には、先輩からの返信が写っていました。
「それ、彼女が言わないだけじゃない?」
スクリーンショットはそこで終わっていて、彼が先輩になんと返したのかは分かりません。画像のすぐ後に、彼からもう1通届いていました。
「これ、どう思う?」
まず打ったのは「そんなことないよ」でした。彼が待っているのは、先輩に言い返すための味方の一言だろうと思ったからです。送信ボタンを押す前に、もう一度その文を読み返しました。
消しては打ち直し、また消す。彼のメッセージに既読だけをつけたまま、時間が過ぎていきました。送らずにいるほど、彼を待たせることになる。そう考えると、いつものように合わせてしまいたくなりました。
次のページへ
ブックマークに入れたままの教室




























