
「新婚なのに家事しないの?」会うたびに嫌味を言う義母に、義実家の居間で私が言い返した一言
コラム
夫の従妹夫婦の会話から聞こえてきたのは、義母が親戚の集まりで話していた言葉でした。次に義母と向き合ったとき、私は湯のみを置いて口を開きました。
義実家の玄関で靴をそろえていると、居間から義母の笑い声が聞こえてきました。夫と結婚して半年、この家を訪ねるたびに、同じ話題が待っています。いつもなら笑って受け流すところでした。けれどその日は、そうするつもりはありませんでした。
会うたびに繰り返される質問
夫も私も、帰宅が終電近くになる仕事をしています。結婚前に2人で話し合い、掃除と作り置きは週2回の家事代行に頼むと決めていました。
それなのに義母は、顔を合わせるたびに同じことを聞いてきました。
「新婚なのに家事しないの?」
代行の話をしても、義母は相づちを打つだけ。次に会えば、また同じ質問から始まりました。
従妹の家で耳にした言葉
夫の従妹の家に、結婚祝いのお返しを届けに行ったときのことです。夫を車に残して廊下で待っていると、奥の部屋から従妹夫婦の話し声が漏れてきました。
「おばさんが親戚の集まりで、あのお嫁さんは出来が悪いのよ。息子も不運だわって言ってたよ」
従妹が、ご主人にそう話していました。聞こえなかったふりをして包みを渡し、車に戻りました。私のことだけなら、まだ飲み込めたかもしれません。けれど、2人で選んだ暮らし方のせいで夫まで「不運」と言われる筋合いはないと思いました。
数日後、義実家を訪ねました。居間で湯のみを受け取ったとき、義母がまた口を開きました。夫は義父に頼まれて、車で買い物に出ていたところでした。
「新婚なのに家事しないの?」
従妹の家で聞いた「不運」という言葉が、まだ耳に残っていました。
湯のみを座卓に置いて、義母のほうへ向き直りました。
次のページへ
座卓の前で返した言葉




























