2020.02.17 更新PR

どうして?「男の人が怖い」女子、その理由とは

女は何を考えてるか分かんないし、なんだかドロドロしてそうで怖いって言う男子もいるけど、男の人に対して大声を出したり、横柄な態度をとったり、暴力的で威圧的なイメージを持ってしまい、異性を怖がって恋愛に踏み出せないっていう女子がいるんだ。

物理的に嫌な目に遭うっていうだけじゃなく、異性は信用できないとか裏切られるといった心理的な怖さもあるよ。

全ての男子がそうだってわけじゃないのは、頭ではわかっていても、感覚的になんとなく納得できないんだよね。彼女たちはどうして異性が怖くなってしまったんだろう。
子供の頃にクラスメイトの男子から嫌な目に遭わされたことがあると、異性に対して良くないイメージが作られてしまう場合があるよね。
向こうは軽い気持ちだったり遊び半分でからかったりしただけかもしれないし、それどころか仲良くしているつもりでちょっかいを出してきたのかもしれない。

でも、されたほうとしては相手が内心どう思っているかなんてわからないし、たとえ相手に敵意がないことがわかったとしても、その彼の行動が実際に自分にとって好ましくないことであれば、やっぱり男子というものの印象が悪くなって当たり前。

だから大人になった今でも、同じく大人になった周りの男子に対しても怖いイメージを持ってしまうんだね。
お酒やギャンブルにはまって身を持ち崩す父親、反対に仕事ばかりで家庭を顧みない父親……「あまり尊敬できない父親」にもいろんなタイプがあるけど、そんな父親を男性の代表のように誤解してしまうと、男性と接することに対して嫌な気持ちになるのも当然だよね。

たとえば女性関係でだらしない父親を見てきた女子は、男性は必ず浮気するような気がして恋愛に臆病になったりするし、しつけに厳しい父親に育てられた娘は、彼氏からの執拗なモラハラにも耐え忍んで最終的に恋愛に疲れちゃったりする。

同じ男性という性別でも、今まで知っていた男性と今から出会うことになる男性が、全く別の人だって思えなくて、男性をみんな一緒であるかのように思ってしまうんだね。
尊敬できる父親の場合でも、立派だからこそフランクに接することができない場合がある。すると必然的に母親と一緒に過ごす時間がほとんどになる。

しかもお姉さんや妹など女ばかりの家庭環境で生活していると、男性という存在がよくわからない遠いものになってしまうよね。

もし家庭内にお兄さんや弟がいれば、性別が異なっているからといって何も変わらないという事実が良くわかるんだけど、そうでなくて、今まで男性とかかわる経験の少なかった人は、相手が「異性」であることを意識しすぎて、かかわりかたを自分から難しくしてしまうんだ。
家族の中に男性がいても、それはあくまでも家族。家族の男子と他人の男子は別物だってことで、やっぱり恋愛に二の足を踏んでしまう女子もいるよね。

学校が女子校だったりすると、共学であれば得られたはずの、他人である男子と接する機会が大幅に失われる。学生時代って1日のほとんどを学校で過ごすから、女子校か共学かの違いってかなり大きいんだ。

家族の男性とは違い、他人の男性には、「恋愛対象として見てもらえるか?」「どうしたら好かれるか?」「嫌われたらどうしよう」なんていう不安から、自分では気づかないうちに、女友達と会うときと全く違う表情になってしまう。
オドオドしたり、緊張したり……これではせっかくの出会いも怖いものと感じてしまうよね。
かかわり方の基本は男性も女性も同じ。男性だからといって特別なことをしなきゃいけないと思わないでいいんだよ。

最初から「恋愛対象として……」なんて考えないでね。大切なのは、大人の恋愛は自然なかかわりの中からはじまるってこと。いつもの自然な表情で向き合えたらそれだけでオッケー。

心許せる家族や気のおけない友人たちと楽しそうにおしゃべりしているあなたの顔は、傍から見たらキラキラと輝いているはずだよ。
飾り立てるまでもなく素敵なあなたの表情を、性別に関係なくいろいろな人に見せてあげようね。

(羽林 由鶴/ハウコレ)

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