2020.02.03 更新PR

「美人は必ず男性からモテる」、という訳ではない

僕は女性と恋愛談義をすると、
必ずと言っていいほど、こんな誤解を含んだ発言を聞くことになります。
「結局のところ、男は美人にしか興味ないんでしょ」って。
・・・そんなことは、絶対ありません!

美人だから、カワイイからって、必ずしも男性からモテるわけではないのです。
世の中には、美人でもモテない女性はたくさんいます。
その真逆に世間的には「ブス」と言われるのに、大モテの女性もたくさんいるのです。
Rさんは、細くてグラマーなスタイル抜群の美女。
見ていて眩しいほど、本当にセクシーなイイ身体をしていました。

そう、観賞用にはうってつけなルックス抜群の女性だったのです。

色白で手入れの行き届いたすべすべの肌、彫りの深い造形、学生時代は有名雑誌で読者モデルをやっていたなど、神様は不公平だな~と思わずにいられないほど人目を引くRさん。

しかし、まったくモテませんでした(苦笑)。

もちろん顔やスタイルだけで近寄ってくる男性はいます。
しかし一度でも一緒に食事をしたり、一日デートしたりすると、彼らはとたんに離れていってしまうそうなのです。

結局いつになっても彼女は、一晩限りのゆきずりエッチのようなことしか出来ず、そんなことでは彼女の心も落ち着かないし、結婚するあてもないまま、とうとう30歳を超えてしまいました。
その原因について、どうも彼女自身では分析できないようですね。

僕の見立てでは、Rさんの欠点は自分の考えや想いを表すことのできない、「引きこもりトーク」にあるのです。
男性は最初、彼女のルックスに惑わされ、
何とか気を惹こうと低姿勢で、一生懸命にご機嫌を伺うような会話をしてしまいます。

そこに彼女はあぐらをかいて、トーク力を磨いてこなかったのでしょう。

その結果、どうなるでしょうか?
楽しくコミュニケーションする能力は、二人きりでお食事をしたり、
デートをしたりすると、みるみるあからさまになってしまいます。

男から下手に出られることに慣れ切ってしまっているので、
相手に興味をもって質問をしたり、話をふくらませたりといった
楽しいコミュニケーションが全くできないのです。

だから、男性から投げかけられた質問に
彼女が一言二言、ぶっきらぼうに答えを返してそれで会話が終了。
男性のほうからしたら、「まるでロボットと話しているみたいだ」とまで
感想をもたれてしまうほど
彼女と話をしている時間が苦痛でつまらなくなるのです。

そんな彼女ですが、
実のところは男性の前で緊張しているだけなのかもしれません。
男性の前で気高い女性でいたいだけなのかもしれません。
あるいは、単にボキャブラリーが貧困なだけなのかもしれません。

でも男性側から見れば、彼女はまったく自分に興味をもっていないんじゃないかと凹まされてしまうのです。
そう誤解させてしまうほどのリアクションの薄さ。
みるみるうちにプライドをガタ崩しにされ、心が折れてしまいます。
男は「美人な女性が好き」なんて口では言っていても、それはファッション的な意味合いか、
あるいは性欲が突っ走っているだけのこと。

Rさんの場合、美人なのは間違いないのだけど、
何だか「とても近寄りがたくてつまらない女」と見なされてしまうのです。
そしてもう次のデートの機会はなくなる、というワケ。
悲しいことに、デートした男性から二度目のお誘いメールはきません。

女性を顔だけで判断する男性は、実は本当にわずかです。
現実にそのような男性がいたら、残念ながらちょっと「おつむが弱いのでは?」なんて疑ってよいでしょう。
意外に男性は、女性の真の姿を見ているものなのですよ。

だから、良い恋愛関係を長く築いていくうえで、自分の容姿以外にこそ、男性をときめかせる要素はたくさんあるのだということを覚えておいてください。

(神所裕之/ライター)

(ハウコレ編集部)

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