
同僚に送るはずだった私の弁当への愚痴を、夫が家族のチャットに誤送信。先に叱ったのは義母でした
コラム
義父が初めて書いた文
続いて届いたのは、義父の文でした。義父がこのチャットで文を書くのを、私は見たことがありません。
「弁当につまらないと言うなら、次からは自分で詰めろ。父さんは30年間母さんの弁当を食べてきたが、未だに美味しいと感じるぞ。お前には言いたいことがある。今度の休みに2人で来なさい」
私はメッセージを2度読みました。義父は夫を叱りながら、その文の中で義母の弁当をほめていました。
夫の返事は、義父の文からずいぶん経って届きました。
「すみません。間違えました。休みに行きます」
そして...
帰宅した夫は、玄関で頭を下げました。次の休み、夫の実家で、義父は夫を居間に呼び、私は台所で義母と並びました。私は義母と友達のようにしゃべりました。
それから、夫は自分の弁当を自分で詰めるようになりました。前の日の残りを取り分け、卵焼きを焼き、冷ましてからふたを閉じる。それを3か月続けた夫が、弁当箱を洗いながら私に言いました。
「今まであんなに大変なことをさせていたんだ。本当にありがとう」
夫の卵焼きは、まだ形がそろいません。私はそれを、口に出さずに見ています。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























