
友人の車を何度も借りてきた私が、既読のあとの長い間に思い出したこと
コラム
ガソリンを入れて返したことも、後ろの傷を話したことも、ありませんでした。言われなければ済むと思っていた二つのことが、返信の一通にまとめて書かれていました。
「満タンでよろしく」まで、いつもの流れでした
「明日、車貸して!ガソリン満タンでよろしく」。笑っているスタンプを一つ足して、送信しました。家計に車を足す余裕はなく、2年前から何度も借りてきた相手です。返す時にガソリンを入れなかったのは、そこまで気にする人ではないと勝手に決めていたから。減った分くらいと思って給油所の前を通り過ぎるのが、いつの間にか癖になっていました。既読は、送ってすぐに付きました。
既読のまま、返信が来ない間に
いつもなら、既読の直後に「いいよ」が届きます。今回は画面が動きませんでした。台所で息子の弁当箱を洗いながら、前回返した時のことが浮かんできました。狭い住宅街の道を走っている時の、塀に擦った音。降りて見ると、バンパーに白い線が残っていました。修理代を出してと言われたらと考えたら言い出せなくて、返す時は何事もなかったように鍵を渡しました。彼女は気づいていないはず。そう思っていたところに、届いた一行がこれでした。
「もう貸さないよ」
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打っては消した、二度の言い訳


























