
友人の車を何度も借りてきた私が、既読のあとの長い間に思い出したこと
コラム
打っては消した、二度の言い訳
「え、なんで?いつも貸してくれてたじゃん」
送ってから、自分の文面の軽さに気づきました。返ってきたのは、長い一通です。
「満タンで返してもらったこと、一度もないよね。それと後ろのバンパー、擦ってあったよ。洗車のときに気づいた」
知られていたのだと分かって、ぶつけた時の言い訳を打ちかけては消し、もう一度打って、また消しました。残ったのは、それだけです。
「ごめん。言おうと思ってたんだけど」
彼女は今頃、この文面をどう読んでいるのだろう。返事を待つ間に、息子がチラシを持って台所に入ってきました。
「今回だけじゃなくて、これからも貸さない。傷のことは、見積もりが出たら送るね」
画面を伏せて、チラシの日付を見ました。
そして...
数日たって、「修理代、ちゃんと払わせて」とだけ送りました。返ってきたのは見積もりの写真で、その額を振り込んで報告しました。共通の友人にも頼んでみましたが、その日は予定があるからと断られています。遊園地には、レンタカーの手続きを済ませて行きます。減った分のガソリンを入れて返す練習を、そこから始めるつもりです。
(30代女性・パート)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)



























