彼女のトークは未読のまま、友人5人のグループに「今回は無理そう」と返した俺→翌朝届いていた一行

コラム

約束を守ったつもりでいた俺が、開いた画面で見たのは「グループには返せるんだね」の一行。言い訳を消して、長い返事を打ちました。

布団の中で、通知の一覧を上から順に消していきました。残したのは、付き合って1年になる彼女とのトークひとつだけ。開いてしまえば、既読だけを残して眠ることになると分かっていたからです。

守ったつもりの約束

帰宅した時点で、その日はもう何も打てそうにありませんでした。それでも彼女に「具合悪いから返せない。ごめん」とだけ送ったのは、数か月前に彼女から「返せない時は、返せないって一言だけ送って。既読だけ残されるのが一番つらいから」と言われていたからです。送ってすぐ通知が鳴りましたが、開きませんでした。開けば、彼女の文を読んだうえで返さないことになる。それだけは避けたくて、スマホを裏返して枕元に置きました。

一言で済むほうにだけ返した

少し眠って目が覚めると、通知の数だけが増えていました。彼女と共通の大学時代の友人5人のグループチャットで、「週末の集まり、来れる人いる?」の問いに、俺以外の返事が並んでいます。答えなければ、次は俺だけが名指しで呼ばれる。「ごめん、今回は無理そう。また連絡する」と打って、そこで通知を切りました。一言で済む相手にだけ返して、彼女の分は起きてからにする。その順番が向こうの画面でどう見えるかまでは、考えていませんでした。

  • X
  • Line