「今週末どこか行かない?」にも「了解」だけ→1週間続いた彼の一言に冷めかけた私に届いた1枚の写真

コラム

「ねえ、私と話すの面倒?」と送ったあと、既読はすぐについたのに返事は来ませんでした。テーブルのスマホを何度も確かめた末に届いたのは、言葉ではなく1枚の写真です。

「今週末どこか行かない?」と送ったメッセージに、返ってきたのは「了解」だけでした。行き先も、時間も、スタンプひとつもありません。付き合って1年になる彼からの返事は、それから何日も、この一言だけが続きました。

既読のあとに続く一言

最初の「了解」は、仕事中なのだろうと思って気にしませんでした。翌日、店に入った新作のワンピースを試着して写真を送ると、既読からしばらくして、また「了解」。感想のひとつもない返事を、休憩室のロッカーの前で何度も開き直しました。

「明日、仕事終わりに電話していい?」

これにも「了解」。返事が来るまでの間は、日ごとに長くなっていきました。閉店後の電車で通知を待ち、家に着いてもスマホを裏返して置くようになったのは、この頃からです。

地図アプリのピンを外した

週末に行くつもりで地図アプリにピン留めしていたカフェを、外しました。返事のないまま週末が近づいてくる予定を、そのまま残しておくのが落ち着かなかったからです。

電話も、結局かけませんでした。かけて「了解」と同じ温度の声を聞くくらいなら、聞かないほうがましだと思ったのです。

過去のやりとりを遡ると、少し前までは「疲れた」「明日は早い」と、短くても自分のことを書いてくれる人でした。その並びと今の画面を見比べているうちに、指が勝手に別れの文面を打ち始めていました。送信はせず、全部消しました。

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