
「専業主婦になれ」と送った直後に既読→返ってきた質問で、俺は自分が削った言葉に気づいた
コラム
削ったのは長さではなかった
仕事を軽く見ている。そう読まれる言葉を、自分は選んで送っていました。会いに行く日を決めるより先に、言葉だけで彼女を守った気になっていたのだと思います。削ったのは長さではなく、いちばん言いたかった部分でした。
「ごめん。本当は、俺の給料だけで生活できるようにしてあるから、無理して働かなくていい、って打ってた。消して、あれを送った」
「そうだったの?」
「そんなの、全然分からなかった」
分からなくて当然でした。計算した紙を見せたことも、口で伝えたこともありません。頭の中で完結させて、結論だけを送っていたのは自分です。
「言葉が足りなかった。今度会って、ちゃんと話す」
そして...
翌週の休み、彼女の家の最寄り駅まで行き、消した1文をそのまま口にしました。彼女は今も同じ会社で働いています。終電の報告が届いた日は、返事を打つ前に、送る文を一度だけ読み返すようになりました。
(20代男性・製造業)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)





























