
女友達の名前を出せなくなったのは大学時代から。彼女の「誰?」に住所と写真で答えた俺
コラム
「名前くらい、言えばよかったのに」。幼なじみにそう笑われても、俺にはすぐに名前を出せない理由がありました。彼女に送れたのは、住所と写真だけです。
彼女から届いた「誰?」への返事に、俺は幼なじみの名前を打ち込み、送る前に消しました。
5年ぶりの約束と「昔からの友達」
その日は、高校まで同じ団地に住んでいた幼なじみと、5年ぶりに会う約束をしていました。結婚式の招待状を直接渡したいと、向こうから連絡をくれたのです。
「彼女さんがいるなら、2人で来てね」とも書いてありました。家族ぐるみの付き合いだった俺の両親も招かれている式です。彼女と出席すれば、両親に紹介する初めての場になります。
彼女に送ったのは、「女友達と2人で飲んでくる」だけ。いつもなら相手の名前まで書くのに、この日はそれができませんでした。
結局返したのは「昔からの友達」だけで、届いた「そっか」を見て、足りなかったことは分かっていました。
名前を出せなくなったきっかけ
大学時代、付き合っていた相手に聞かれて、幼なじみの名前を教えたことがあります。数日後、幼なじみから「彼女さんから、連絡しないでって届いた」とメッセージがありました。相手がSNSで幼なじみを探し出し、直接送っていたのです。
俺は相手を止めることも、幼なじみに謝ることもしないまま、連絡は途絶えました。
それ以来、付き合う人に女友達の名前を出せなくなりました。今の彼女がそんなことをする人ではないと分かっていても、名前を送ろうとすると、止まったままのやりとりを思い出してしまうのです。
お店は、彼女の家から歩ける距離の居酒屋を選んでいました。先に幼なじみへ謝り、そのあと彼女を呼んで、招待状を見せながら式に誘うつもりだったのです。
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住所に込めて、書けなかった一言




























