
「男の話はダメで、女の話はいいんだね」皮肉を返した私に、彼から届いた「もうルールは無しにしたい」
コラム
既読のあとに続いた空白
既読は間もなくつきました。けれど、返信は来ません。いつもなら数分で返ってくる彼が、何も送ってこない。怒らせたのか、言い返す文面を探しているのか。答えの出ない想像ばかりが続き、テーブルのスマホを何度も確認していました。
ようやく画面が光ったのは、冷めたお茶を淹れ直したあとでした。
「うん。だから、もうルールは無しにしたい」
「ごめん」
皮肉をそのまま認められるとは、思っていませんでした。反論もなければ、先輩に何を怒られたのかも書かれていない。本当に分かってくれたのか、面倒になって謝っただけなのか。短い2行からは、どちらとも読み取れませんでした。
そして...
確かめる方法を考えて、行き着いたのは単純なことでした。数日後、先輩がまたお菓子を配ってくれた日に、帰宅してからあの日と同じ調子で打ちました。
「今日も先輩がお菓子くれた」
返信は、プリンのときよりも早く届きました。
「よかったじゃん。何味?」
持ち帰ったチョコレート味のクッキーを写真に撮って送ると、笑った顔のスタンプが返ってきました。彼へ送る報告の中に、先輩の話が戻ってきています。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























