
図書館の机で受け取った「もう別れよう」→8か月後、元カレの「後悔してる」に送った「振ってくれてありがとう」
コラム
別れ際に彼が残した一言を、私は今も覚えていました。少し考えてから、続けて3つのメッセージを送ります。返ってきた短い言葉を読み返したとき、ある可能性が頭をよぎりました。
スマホに見覚えのある名前が浮かびました。別れてから8か月、一度も連絡のなかった元カレです。開いた画面には、挨拶も前置きもない言葉だけが届いていました。
図書館の机に届いた、別れの2通
「俺が振ったこと後悔してる」
画面にあったのは、それだけです。
彼とは2年付き合っていました。別れる少し前から、私は宅建(不動産取引に関わる国家資格)の勉強を始めていて、休みの日はほとんど図書館で過去問集を開いていました。会う回数が減るにつれて、彼からの返信は短くなっていきます。
その日も、図書館の机で付箋を貼っていたところに通知が届きました。
「最近勉強ばっかりだよな。もう別れよう」
続けてもう1通。
「後悔するのはそっちだから」
引き止めてほしいのだろうとは、なんとなく分かっていました。けれど試験まで残り2か月。電話をかけて謝る自分を想像しただけで、先に疲れてしまったのです。
「わかった。今までありがとう」
そう返してスマホを裏返し、過去問集の次のページをめくりました。
句点も「?」もないメッセージ
8か月ぶりのメッセージを、何度か読み直しました。文末には、句点も「?」もありません。それでも別れ際の「後悔するのはそっちだから」と並べると、私に向けた問いかけにしか読めませんでした。
やっぱり、まだそう思っているんだ。この8か月を順番に思い返しました。
試験には、一度で合格。春からは不動産会社で契約書類を扱う仕事に就き、初めてもらった名刺は写真に撮ってSNSにも載せています。見栄を張る理由も、取り繕う理由もない。そう思えたので、浮かんだ言葉をそのまま打ちました。
「後悔してないよ」
「振ってくれてありがとう」
「おかげで試験に集中できて、春から不動産会社で働いてる」
3つ続けて送ると、すぐに既読がつきました。
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遅れて届いた短い返信





























