酔った友人の「時効だから言っちゃうね」→否定も笑いもせず「知ってたよ」と返した俺が、彼女に黙っていたこと

コラム

守ってきた約束と、帰り道の彼女

駅までの道で、彼女に聞かれました。

「知ってたって、いつから?」

「前に、本人から聞いた」

「それだけ?」

「ごめん。それ以上は、俺からは話せない」

約束を守るのが正しいと思ってきました。けれど、暗い顔をしているような彼女の方を見て、その考えが揺らぎます。俺が何年も守ってきたのは友人の秘密で、彼女の安心は後回しにしていたのかもしれない。帰りの電車で肩に寄りかかってきた彼女は、いつもより少し遠慮がちでした。

そして...

翌日、友人にメッセージを送りました。

「あの頃の約束は守る。でも、昨日みたいな言い方はもうやめてほしい」

既読はついたものの、返信はまだありません。

その日、仕事帰りに会った彼女へ切り出しました。

「あいつの話はできない。でも、俺の話なら全部できるよ」

彼女は少し間を置いてからスマホを伏せ、「じゃあ、聞かせて」と言いました。俺は1年の合宿の、帰りのバスの話から始めました。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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