
聞き流す夫に始めた連絡ノート→最後の行には夫の字で「2冊目、俺が買ってくる」
コラム
事務連絡の下に増えたもの
それからノートは少しずつ変わっていきました。私の連絡の下に「了解」が付くようになり、やがて夫のほうから書くことも増えていきます。
「会社の近くにできたパン屋、行列だった」
「エアコンのフィルター、掃除しておいた」
連絡とは呼べない内容もまじるようになりました。つられて、私も返事を書きます。
「今度そのパン屋、寄ってみて」
面と向かっては言いにくいお礼も、ノートの上なら素直に書けました。気づけば、交換日記のようなページが続いていたのです。
そして...
ノートを貼ってから1か月ほどたったころ、義姉がまた遊びに来ることになりました。食卓でその話を切り出すと、夫はスマホを置いてこちらを向きました。
「聞いた。ノートにも書いとく」
以前なら聞き流されていたはずの話です。冷蔵庫の扉を開けると、1冊目のノートは残り数ページになっていました。最後の行には、夫の字で「2冊目、俺が買ってくる」と書いてありました。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























