「お姉さんに乗り換えようかな」彼女の姉とすっかり打ち解けた俺→軽口をやめると決めた理由

コラム

打っては消した言い訳

次に、彼女とのチャットを開きました。「冗談のつもりで」と打っては消し、また打っては消す。つもりの話をしても、送った事実は変わりません。

「ごめん。浮かれてて、言っていいことと悪いことの区別がついてなかった」

「お姉さんにもちゃんと謝った」

返信が届くまで、ベンチで何本も電車を見送りました。

「次はないからね」

短い返事を、何度も読み返しました。

そして...

それから、冗談で場を盛り上げようとするのはやめました。お姉さんはあのメッセージのことを一度も持ち出さず、式場選びにまで付き合ってくれました。

新居に遊びに来たお姉さんに、キッチンで鍋の味見を頼まれたときのことです。「お姉さんのほうが料理うまいかも」と言いかけて、「ちょうどいいです」とだけ返しました。2人で笑いながらソファのほうを見ると、彼女は湯のみを持ったまま、こちらを眺めていました。言いかけた言葉を飲み込むことに、まだ慣れてはいませんでした。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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