「家あるんだから場所代かからないじゃん」毎回私の家を使いたがる友人→私が「ある提案」をしてみた結果

コラム

テーブルに置かれたお札

次の集まりの帰り際、私は思い切って彼女たち3人に提案しました。

「次からは持ち回りにしない?次はそっちの家でどう?」

ほかの2人は「いいね」とうなずきましたが、その友人だけが少し間を置いたあと、首を横に振りました。

「場所代払うから、ここでやらせてよ」

彼女は財布から1万円札を2枚取り出し、テーブルの上に置いたのです。

「そういうお金の話じゃないってば」

お札を押し返し、私はもう1つの案を出しました。

「じゃあ、レンタルスペースをみんなで割って借りるのはどう?」

「それじゃ意味がないの」

お金を払ってでもここがいいと言うのに、レンタルスペースじゃ意味がないという。彼女の意図がまったく理解できませんでした。

「もう私の家ではやらないからね」

しばらく沈黙したあと、彼女は諦めたようにお札を財布へと戻しました。

「分かった。勝手に部屋を動かして、ごめんね」

帰る間際、彼女はぽっかり空いた窓際に立ち、しばらくじっと天井を見上げていました。

そして...

次の集まりは、私がグループチャットで提案した駅前の居酒屋で行われました。友人は集合時間ぴったりに現れ、割り勘の会計にも大人しく応じていました。

部屋のローテーブルを窓際へ戻し、その横にクッションを並べ直します。もう誰かに勝手に動かされる心配はありません。

それでも、お金を払ってまで家にこだわり、レンタルスペースでは意味がないと言い張った彼女の真意は、何だったのでしょうか。なぜ毎回、あの窓際を空けたがっていたのか。その理由は今も分からないままです。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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