
「母さん、もうやめろよ」息子の電話で、嫁の家計に口を出し続けた私がやっと気づいたこと
コラム
電話の向こうで息子に言い返され、私は嫁に送ったメッセージを最初から読み返しました。並んでいたのは、数字を求める私の質問ばかりでした。
座敷で息子が住宅展示場の話を始めたとき、私はすぐにパンフレットを手に取りました。息子の稼ぎで家を買うというのに、嫁の口から数字が一つも出てこないのが気に入りませんでした。この家計は、私が見てあげなければと思ったのです。
嫁に任せておけないと思った家計
私は30年以上、夫の給料を1円単位で家計簿につけてきました。息子が家を買うと聞いて真っ先に浮かんだのは、嫁にそのお金を任せて大丈夫なのか、ということです。
「これ、月々いくらで組むつもりなの?」
息子の答えを聞くと、嫁のほうへ向き直っていました。
「毎月いくら残ってるか、分かってる?」
「そこは2人で考えてますから」
笑顔で言われて、かえってむっとしました。「ふうん」とだけ返してパンフレットを閉じながら、これは直接聞くしかないと決めたのです。
答えない嫁に重ねた質問
嫁に、思いつくままメッセージを送りました。
「食費は月にいくらくらいにしてるの?」
「車はどうするの?」
返ってくるのは当たりさわりのない返事ばかり。肝心の数字がないので、さらに質問を重ねました。
それでもらちが明かず、息子が仕事の日を選んで、和菓子を手に2人の家へ向かいました。「近くまで来たから」というのは口実です。お茶が出るなり、本題に入りました。
「家計簿見せてちょうだい」
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息子の電話と、読み返した画面




























