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    なんだかんだ言っても「好きな理由がわからない」のが長続きの秘訣だと思います

    コラム

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    川口美樹


    「彼のどんなところが好きなの?」と聞かれて答えに悩んだことがありますか?


    あるいは「私のどんなところが好きなの?」と彼に聞いて、納得のいかない回答がきたことはありますか?


    僕たちの脳は「わからないことをわからないままにする」ことを嫌うので、一度「どうして?」が始まってしまうと、納得のいく回答が出るまで考え込んでしまうものです。


    もちろんそれ自体は純粋な知的欲求ですし、好奇心を広げてくれるいいものなのですが、「人が人を好きになる理由」に関しては、わからないほうがいいと僕は思っています。

    条件付きで「好き」って思っていませんか?

    優しいところが好き、かっこいいところが好き、顔がどタイプ、などなど人を好きになる理由は人それぞれだとは思いますが、「~だから好き」という条件が入る好きは、その理由がなくなった瞬間に嫌いになる危険性を孕んでいることを忘れてはいけません。


    つまり、優しくなくなったら嫌いになり、かっこよくなくなったら嫌いになり、顔が老けたり太ったりしたら嫌いになる、とも言えるということ。


    この条件付きの「好き」で人を好きになる人は、恋愛が長く続かない傾向にあります。


    仕事に例えるとわかりやすいのですが、「給料がいいから」「人間関係がいいから」「やりがいがあるから」という条件で選んだ仕事は、大体の場合その条件がやめる理由になるものです。


    ずっと続けられる仕事というのは、特に理由はないんだけど、なぜかやってしまう仕事であり、ずっと続く恋愛とは、特に理由はないんだけど、なぜか一緒にいたくなってしまう相手とするものなんですよね。

    脳は「なぜ好きなのか?」を説明できない

    世界中の天才たちの頭脳を結集させても、人がどういうロジックで人を好きになるのか、という仕組みを人類はまだ解明できていません。


    しかし、人が人に恋愛感情を抱く時、脳のどの領域が活発になるのかの研究は加速度的に進んでいます。


    その活発になる部位として有名なのが「視床下部(ししょうかぶ)」という部位で、これは脳の中心に位置しており、体温調節やホルモン分泌、食欲、性行動などの「意識でコントロールできない」分野を担当しています。


    論理や言葉を担当している脳の部位は、その視床下部の外側に位置していて役割が違うため、「意識でコントロールできない」分野の情報を、僕たちは論理的に言葉にすることができないのです。


    一説には異性の発するフェロモンが、「好き」の感情のスイッチを入れるトリガーになるそうですが、結局その人が誰かの発するフェロモンを「好意的」だ捉える理由がまだよくわからないのだそうです。

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