
「私といて楽しい?」と送った私に、彼が返したのは正論だけだった話
コラム
入力欄に打ち込んだひとことを、何度も消してはまた打ち直していました。付き合って4年になる彼に、どうしても確かめたいことがあったのです。深い意味があったわけではありません。けれど返ってきた答えは、思っていたものとは少し違っていました。
ふと口にしたくなった、ささやかな不安
付き合って4年が経ち、私たちの毎日はすっかり当たり前のものになっていました。記念日も、おはようのメッセージも、いつのまにか短くなっていきます。それが安心の証なのか、気持ちが薄れたサインなのか、私には判断がつきませんでした。SNSで仲のいいカップルの投稿を見るたびに、うちはどうなんだろうと考えてしまうのです。彼は優しいけれど、好きとか楽しいとか、そういう言葉を口にする人ではありません。だからこそ、一度だけ確かめてみたくなりました。私と一緒にいて、彼は本当に楽しいのだろうか、と。
送ったメッセージと、返ってきた正論
テレビの音だけが流れる部屋で、私は思い切ってメッセージを送りました。「私といて楽しい?」。たったそれだけの質問に、送信ボタンを押すまでずいぶん迷いました。しばらくして、彼から返事が届きます。「楽しくなかったら4年も付き合ってない」。
画面を見つめたまま、私は次の言葉を打てずにいました。彼の言うことは、何も間違っていません。正しい答えのはずなのに、私の心はなぜか晴れませんでした。私が聞きたかったのは、理屈ではなかったのです。「楽しいよ」と、ただ一言そう返してほしかっただけなのかもしれません。
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正しさだけでは埋まらないもの

























